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アジア本レビューNo.1 Asian books Review


 おすすめの1冊!これであなたもアジア通。  アジア本@amazon

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おすすめ度:☆☆☆☆最高!!☆☆☆優秀! ☆☆標準 ☆ひまなら ●論外

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ブックレビュー 参考図書 アジアの歴史 タイ語


Asian Books


チェンマイの首 (講談社ノベルス)  中村敦夫 講談社 ☆☆☆

朝日新聞の「週間アジア」で中村敦夫氏登場。 タイトルは「フィリピンとわたし」。 フィリピンへの旅行・視察が氏の人生観・社会観を変えたという。 この記事に興味を持ち、図書館で氏の小説を3冊借りた。 「チェンマイの首」「ジャカルタの目」「マニラの鼻」だ。 まず、「チェンマイの首」を読む。 正直なはなし、荒唐無稽なスパイ小説だと思っていた。 が、なかなかしっかりとした構成である。 バンコクの描写や当時の社会状況も的確だ。 これで週末は読書三昧に浸れる。 3冊とも絶版のようだがなんとも残念。ブログより転載。



陸の孤島インパールを攻略せよ 松崎之貞 新人物往来社 ☆☆

著者は戦後生まれの1947年の編集・執筆者。 ビルマ(ミャンマー)から英領インドのインパールへの軍事作戦(印パール作戦)をテーマとした。 この悲惨な作戦には手記や戦記が多く書かれてきた。 だが、手記にはリアリティーがあっても、全体像が掴みにくいものが多い。 著者が後書きに記したように、本書の狙いは「インパール作戦の全体像をわかりやすく描く」ことだ。 この点は成功している。 2点目の「戦場で展開された人間模様に光をあてる」だが、この点には不満が残る。 戦記や手記の寄せ集めでは迫るものが少ない。 実際の聞き取りなどがあれば迫力は増すだろう。


ビルマ・アヘン王国潜入記 高野秀行 草思社 ☆☆☆

世界最大のアヘン生産地にして、反政府ゲリラ・ワ軍の支配区に潜入。 7ヶ月滞在した。 朝日のコラムによると、4千部しか売れなかったそうだ。 英語訳版は、稀少価値があり人気とか。 この地区に潜入するまでかなりの苦労がある。 実際に潜入しての記述は実に淡々として大げささがなく「臭さ」がない。 このてのルポは気負いが目立ちがちだが気楽に読める。 ワ族のアヘン採集の日常などが垣間見られる。 自らアヘン中毒になる様子も描かれている。 しかしこの辺の描写も生々しさはなくあっさりと描く。 ビルマ=ミャンマーを少数民族の側から捉えた貴重なルポといえよう。


マンゴーが空から降ってくる 水野潮 めこん 1900+税 ☆☆

副題「タイの田舎に暮らすということ」が示す通リチェンライ郊外に暮らす筆者の見聞録。 タイを題材にしたエッセイ、旅行記は山ほどあるが、タイの農村に十数年暮らした物は皆無だ。 ほとんどがバンコク、チェンマイなどの都市を題材にしている。 農村を扱った物はせいぜいNGO、JAICAなどの活動手記が主流だ。 そういう点で、農村に根付いて暮らす者の手記は貴重だ。 1980年代、1990年代の農村を垣間見る事が出来る。 出来れば、文庫化したい作品だ。 1900円の単行本ではちと荷が重い。


東南アジア雑貨店ガイド 日経BP社 1500+税 ☆☆

タイのバンコク・チェンマイ、ベトナム、バリ島、シェムリアップ、クアラルンプールにある雑貨店ガイド。 タイの店の情報が多い。 HPの有無、シッピング(日本への発送)の可否などバイヤーにも有用な本。 写真がふんだんに使用されている。


タイで働く 佐倉弥生 吉田隆 めこん ☆☆☆

朝日の「夏の読書特集」で「旅のロングセラー」を紹介していた。 そこでは堂々の第2位。 ちなみに第1位は「アジア雑貨屋さんの仕入れ術」だった。 「タイで働く」が果たして「旅本」といえるか疑問だが、それだけ関心が高いと言える。 タイの場合、リピーターが多いのも特徴だ。 何回もタイに来るうちに住みたくなる。 住むにはお金がかかる。 物価が安いとはいえ、いざ住むとなれば月5万位はかかる。 それならタイで働こうという者が多い。 実際選り好みしなければ仕事はある。 そんなニーズに応えてのノウハウ本がベストセラーになる原因だろう。 しかし、生活は出来るが、保証はない。 また、就労ビザも取れない。 つまり不法就労がほとんどなのが実状。 海外で働く事には賛成。 しかし、将来の展望だけは持っていたい。


東南アジアガハハ料理ノート 森優子 晶文社出版 ☆☆

タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポール6ヶ国の料理と料理法の紹介。 屋台や地元の大衆食堂で食べられる庶民的な料理が中心なのがいい。 タイの場合、ケーンキョワン、ヤムヌア、クッティオラーナーという具合だ。 代表的なトムヤムクンは紹介しているが。 特徴をとらえたイラスト、人物画がユニークで楽しい。


アジア迷走紀行 (徳間文庫)  下川裕治 徳間文庫 ☆☆

アジア紀行シリーズの最新刊。文庫の為の書き下ろし。 このシリーズは数冊読んでいる。 アジアの最近の事情がよく描けている。 中国女性の強さに触れている第四章、「女性の強さは万国共通」では思わず笑ってしまった。 というのも私の妻が「中国系タイ人」だからだ。 気の強さは世界一だと断言してもいいだろう。 疑い深い点も将に典型的。 基本的に男=夫を信用していないのだ。 愛情が深い事も付け加えたい。 時により迷惑に思うこともあるが・・。 カオサンの変わりゆく姿やBTSの事情など最近の状況も描かれている。

アジア赤貧旅行―だからアジアは面白い (徳間文庫)☆☆、 アジア達人旅行 (徳間文庫)☆☆、 アジア極楽旅行 (徳間文庫)☆☆、 アジア漂流紀行 (徳間文庫)☆☆
12万円で世界を歩く


アジアンジャパニーズ 小林紀晴 情報センター出版局 ☆☆

アジアを旅するあるいは生活する日本人に焦点を当てた写真と文章で構成されている。 1991年に出会った人に3年後の1994年に再会するというのも良い。 文章は決してお世辞にも上手いとはいえないが、写真がそれを補う。 モノクロの写真がなかなかアジアの風土をよく捉えている。 登場する者がなぜか精気がないのも、筆者が会社を辞めてあてのない旅にでたのとも関連がありそうだ。 アジアに漂白する日本人の「虚無」「絶望」「不安」などが見て取れる。

ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈2〉 (新潮文庫)☆、 アジア旅物語☆☆


アジア雑貨屋さんの仕入れ術 情報センター出版局 やまだひろなが ☆☆☆

エスニック雑貨屋「代官山えすの屋」店主。 この本は「めしのたね」である仕入先や商品知識から運搬までのノウハウを公開している。 日本でエスニック雑貨店を検討している人には必見本! 同様の本に「アジア雑貨仕入旅」 岩波書店 仲屋むげん堂企画室 があるがこの本は全く使えない。

アジア雑貨仕入旅 (同時代ライブラリー)


タイ娼館 イサーンの女たち 現代書館 富岡悠時 ☆☆☆☆

この題名からして女性の反発は必至。 しかしぜひ女性にこそ読んでほしい作品。 ただの風俗の話しではなくタイの抱えている社会そのものを描いている傑作である。 私はこの本を繰り返し読んだが、飽きさせない内容には感心した。 日本ではあまり知られていないイサーンの風景、風俗の描写も申し分がない。 タイに興味ある人には是非読んでほしい作品のひとつ。

娼婦ノック



バンコクの天使たち―タイの売春地帯を行く  三一書房 高中寛 ☆☆☆

この本も性風俗を扱っているが、筆者の娼婦に対する視線に好感がもてる。 これも女性に読んでほしい。 タイの社会は娼婦ぬきには語れない。 タイには娼婦が50万とも100万とも居ると言われている。 だからこの問題を避けてはタイの社会は到底理解できない。 「アジアの安宿から」、も氏の作品。

アジアの安宿から☆☆


ゴーゴー・インド 凱風社 蔵前仁一 ☆☆☆

月間誌 「旅行人」の発行人。 この本を読んでインドに旅発った者も多いのではないか。 それほどインドの魅力に溢れている。 旅行記と旅情報を兼ねた作品は珍しい。 14年前の発行で情報としては鮮度はないが、文とイラストと旅情報の魅力は色褪せていない。 ゴーゴー・シリーズには「ゴーゴー・アジア」「ゴーゴー・アフリカ上下」がある。 「ゴーゴーアフリカ上下」は力作だが、ここでは省略。

ゴーゴー・アジア☆☆、 ゴーゴーアフリカ ☆☆☆☆


インド建築案内 TOTO出版 神谷武夫 ☆☆☆☆

すかすか本が横行する中で、本書の存在は貴重である。 内容のない旅本が主流の現状にはいささかうんざりしている。 この本は取材と撮影に何と20年の歳月を費やしている。 くだらない旅行記を書いて作家きどりの連中はこの本を読んで欲しい。 自分の本が世の中に出すに値するか考えてはどうだろうか。 その意味でも貴重である。 勿論、出版社の責任は大きい。 その場しのぎの安易な出版は、いずれ、手痛い代償を払う事になるであろう。 TOTO出版からだしたのは、著者が建築家だからであろうか。 こういう良書を旅本や地域研究の本を扱う出版社がださないのも象徴的である。


深夜特急 第1・2・3便 新潮社 沢木耕太郎 ☆☆☆☆

ご存知貧乏旅行の草分け。 ユーラシア大陸を横断するという「夢」をこの本を読んで、よし、私も、俺もという人は多いだろう。 あの猿岩石も同じようなルートを辿った。 これはただの「旅行記」ではなく、「紀行文学」である。 今、読み返すと、多少陳腐な個所を見受ける。 例えば、今では当たり前に使われてることばで[ゲスト・ハウス]を[招待所]とは何だろう。 というあたりは、当時はそういう言い方が流通していなかった、という読み方が出来るのだ。 第3便はなかなか校了せずに待たされた。 目次だけは出来ていたが(笑)。 今でも文庫で売れているようだ。

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