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アジアの本レビューNo.2 Asian books


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ブックレビュー 参考図書 アジアの歴史

おすすめ度:☆☆☆☆最高!!☆☆☆優秀! ☆☆標準 ☆ひまなら ●論外



香港のりもの紀行―車窓から見つけた、変わりゆく街の素顔 (旅の森)  昭文社 1,333円 小柳 淳, 選:Mayさん

↑の本は、いわゆる旅行ガイドブックに位置付けされますが、著者(一般的な会社員)の目で見たエッセイでもあります。 こういう風に旅したら、香港ももっと楽しめる気がするのです。 特筆すべきは、香港におけるのりものの情報です。 観光ツアーではほとんど利用しない、地元民の利用する交通機関をフルに活用して動き回っています。 初めて香港に行く人でも、この本があれば、かなり便利に活用できるのではないでしょうか。 ・・・ただし、買い物&グルメ好きのお金持ちの方向きではありませんので・・・。 やや冒険好きの方向けです。 自分の足で香港を動き回りたい方に、是非お薦めです。 私は香港に在住時、この本でまず学んでから自分で交通機関を利用しはじめました。 香港人の友人に「なんで××行きのバスなんか知ってるのぉ?!」と驚かれた事もある位です。 とても解りやすく書いてあります。


娼婦ノック 富岡悠時 現代書館 ☆☆

前作の「タイ娼館イサーンの女たち」がルポルタージュなら、この「娼婦ノック」は私小説という感じがする。 著者自身気づいていると思うが、ノンフィクションにしては、感情移入しすぎである。 著者が入れ込むのは結構だが、それを読者に押し付けるのはいい迷惑だ。 ただ、著者の描くタイ社会に対するやさしい眼差しには前作同様に共感出来る。 娼婦と客との恋は、永井荷風が既に描いてきた世界。 このノンフィクションが、永井荷風の世界以上または同等のものを描いたのか。残念ながら否である。

タイ娼館 イサーンの女たち


国際スパイ都市バンコク (朝日文庫)  村上吉男 ☆☆☆

筆者は73年から75年までバンコク特派員。 70年代の緊迫した時代のタイの様子がよく分かるのは有難い。 CIA, KGBが情報戦にしのぎを削る姿が生き生きと描かれている。 圧巻は、タイ外務省の友人の依頼でプノンペンの北ベトナム(当時)大使館との密使としての交渉。 当時、タイと北ベトナムは未国交の間柄。 一私人に外交交渉を依頼するあたりは、いかにもタイらしくて可笑しい。


バハラナ―フィリピン街道〈1〉マニラ編 (フィリピン街道 1 マニラ編)  日比野宏 凱風社 ☆☆

表題のバハラナは、どうにかなるさ、仕方がないよの意味。 その日暮らしのフィリピン人やフィリピンにはまった日本人などを写真と文章でつずる。 自然体の文章だ。 とくに考察したり思索することもなく淡々と語られる。 よくある旅行記である。 写真もとりたてて上手いとは思えない。

アジア亜細亜―無限回廊 (講談社文庫)


サイゴンから来た妻と娘 近藤紘一 文春文庫 ☆☆☆

サンケイ新聞記者。 サイゴン、バンコク特派員。新聞記者だけあり当時の世相、風俗がよく分かる。 46才の若さで胃がんで亡くなったのは実に残念。 こういう優秀な記者はそうは居ない。 新聞記者でありながら、子連れのベトナム人と結婚する。 文化の違いに戸惑いながら家族を見つめる視線が心地よい。

バンコクの妻と娘 (文春文庫 (269‐2))☆☆、 戦火と混迷の日々―悲劇のインドシナ (文春文庫)☆☆、 したたかな敗者たち (文春文庫)☆☆



神々の山嶺 夢枕獏 集英社 ☆☆☆

これは山岳小説であるが、実質はハードボイルド小説というほうが近い気がする。 山岳小説といえば新田次郎が第一人者だが、この作品は新田作品に迫るパワーを感じる。 山の好きな旅行者にはおすすめの一作。 エベレストの冬期南西壁に無酸素で単独登頂する。 これほどの困難がこの世にあろうか。 山に詳しい人なら頭を抱えてしまう。 それをこれほどリアルに描く筆者はさすがである。


マニラ行き 太田出版 浜なつ子 ☆☆

副題、男たちの片道切符でも分かる通り、マニラにはまった日本の男たちの話である。 読み終わっても後味が悪くないのは、著者自身がフィリピンにはまっているからなのだろう。 この種の多くが売春、買春をステレオ・タイプに批判した物が多い。 特に女性作家の場合、ほとんどがそうである。 しかし、著者はこの救いようのない日本人たちやフィリピン人に対して見下すようなことがない。 「マニラ娼婦物語」、三一書房も同様の視点で描かれている。

マニラ娼婦物語☆☆


メコンのほとりで―裏面史に生きた人々 (中公新書)  中公新書 名越健郎 ☆☆☆

通信社の記者だけに、ていねいに取材をしている。 新聞は事件のその時だけ騒いであとは知らん顔。 フォローの記事がでることはとても少ない。 その意味でも本書の価値は大きい。 チェンマイの「玉本事件」などメコン周辺国の事件を自分の足で取材し検証している。 これが、本来のジャーナリストの姿なのではないだろうか。


アジア定住 めこん刊 野村進 ☆☆

野村さんの本は 「コリアン世界の旅」 講談社 といい内容が濃い。 この本は11ヶ国18人のアジアに定住する日本人を取材。 タイは太田由美子さんと久保田勝馬さんの2人。 前者はムエ・タイの英雄、カオサイ・ギャラクシーと結婚した人。 後者はサイアム・ペットという熱帯魚の養殖や輸出を扱う会社を経営している。

コリアン世界の旅


バンコク楽宮ホテル (徳間文庫)  徳間文庫 谷恒生 ☆☆☆

この本はバンコクの紀伊國屋で今でも平積みのベストセラー。 1990年の初刷なのに今でも売れているようだ。 1980年代のバンコクの風俗、社会がよく分かる。 Joeの友人はこの楽宮で筆者に会ったそうだ。 筆者は実際に泊まっていたようだ。 私はこの1階の北京飯店でよく食事をしたが、泊まったことはない。 部屋を見学したことはある(笑)。 ここの落書きで有名なのがある。 「豊かな青春 惨めな老後」。 カルカッタ大真珠(パラゴン)ホテルは、同シリーズ。

カルカッタ大真珠ホテル
バンコク楽宮ホテル残照


12万円で世界を歩く 朝日新聞社 下川祐治 ☆☆☆

週間朝日の企画でスタートした連載をまとめた1冊。 本書の前書きを引用すればこの本の良さが分かる。 「その国の人々の素顔や本当の暮らしぶりを見たと自負できる。 経費を切りつめることが旅の目的ではない。 だが、金をかけない旅でなければ見えないものもある。」まったく同感である。 この前書きで十分なのだ。 旅行の好きな皆さん!真似をする必要はありません。 旅のスタイルは「人、それぞれ」です。

アジア迷走紀行

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