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アジア本レビューNo.4 Asian books


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ブックレビュー 参考図書 アジアの歴史

おすすめ度:☆☆☆☆最高!!☆☆☆優秀! ☆☆標準 ☆ひまなら ●論外




国境 黒川博行 講談社文庫 ☆☆☆☆

実は最近アジア本をほとんど読まない。 一時はむさぼるように読んだのだが。 そう、特にアジア関連の本だ。 ところが、ある程度読んでしまうと、どれもこれも似たり寄ったり。 売春、汚職、貧困、飢餓、内戦、戦争。テーマはこれに収束してしまう。 なので飽きてしまった。 本書、「国境」もテーマは上記のテーマと合致する。 なので、本音を言うとあまり触手は伸びなかった。 建設コンサルの二宮とやくざの桑原が詐欺師を追いかけて北朝鮮へ。 この二人のコンビのやりとり、会話が実に軽妙だ。 展開はスピーディーでハードボイルド調。 特に経済特区に不正入国するあたりの緊張感は特筆物。 バックパッカーなら絶対楽しめる。 北朝鮮の内部描写も極めて詳細に描かれており社会派小説ファンも納得するだろう。 本作は「厄病神」の続編とのことだが「厄病神」も併せて読むと更に楽しめるかもしれない。 久々のアジア本の傑作を読んだ。


アジア家族物語 トオイと正人 瀬戸正人 角川ソフィア文庫 667+税 ☆☆☆

98年に朝日新聞社から刊行された「トオイと正人」を改題、文庫化。 残留日本兵の父とベトナム系タイ人の母との間にタイで生まれた著者の自伝小説。 タイのウドンタニーで育ち、8歳時に父親の故郷である福島に移住する。 成長して写真家となり、故郷のウドンタニー、また親戚がすむベトナへ自分探しの旅をする。 著者の父親がウドンタニーで写真館を営み2000万円を稼いで日本に持ち込むなどのエピソードなどが活き活きと描かれている。 福島でも写真館を初めて、経営を軌道に乗せるまでの苦労話なども興味深い。 アジアとしての、日本、タイ、ベトナムなどが「トオイ」や「正人」の目を通じて語られており、アジア好きの者には格好の「アジア本」といえる。


トムヤム生活タイの壺 山田均 トラベルジャーナル ☆☆

沖縄の大学でタイ語を教えている山田氏のコラム。 「タイこだわり生活図鑑」も同じ版元から出版されている。 旅行者の描くタイというより生活者としての視点がある。 それもそのはずで在タイは10年。 お気軽軽薄本の多い「タイ本」の中では、内容は濃い。


印度放浪 藤原新也 朝日文庫 ☆☆

親本は1972年。 著者初めての作品。 氏独特の語りは現代の作品にも引き継がれている。 やや意味不明の表現とくすんだ色調の写真。


旅の理不尽 アジア悶絶編 宮田珠己 小学館文庫 ☆☆

自費出版のデビュー作の文庫化。 著者独特の人を食った文体には好みが分かれる。 読み始めてしばらくは途中で読むのを止めようと思った。 しかし、読み進めるうちに面白くなる。 そんな不可思議な魅力をもつ文章だ。 アジアを旅行して味わう「旅の理不尽」を描く。


バンコク楽宮ホテル残照 谷恒生 小学館 ☆☆

バックパッカ−の定本「バンコク楽宮ホテル」の続編。舞台は本編から20年後の現代。 米軍を主流とした連合軍によるアフガン侵攻後のバンコクを描いている。 カオサン通リ、クロントイのスラム、チェンライ郊外の村バンソッパオなどが登場する。 本編に登場した狂犬病氏、小田黒教授は再度現れる。 新顔は「長兵衛」。 日本人をだます詐欺師だ。 読みやすいが充実感は乏しい。

バンコク楽宮ホテル




インド大修行時代 山田和 講談社文庫 ☆☆

蔵前仁一著「ゴーゴー・インド」が1983-84年にかけての旅なら、山田氏の旅は1974年から数年にかけての旅を元に構成されている。 「ゴーゴーインド」より約10年遡る訳だ。 悠久のインドにあっては10年の歳月は無に等しいのかもしれない。 語り口はこなれていて読みやすい。


史上最強のタイみやげ やまだひろなが 旅行人 ☆☆

「アジア雑貨屋さんの仕入れ術」の著者の第3作目。 カラー写真が多く入っているが、第1作目の「仕入れ術」を超える内容があるとはいえない。 題名にある通リ、旅行者にターゲットを当てたようだ。


アジアの安宿から  高中寛 三一書房 ☆☆

「バンコクの天使たち」の著者が描くアジアの安宿から見えるアジアの景色。 タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン。 著者はこの2作を書いた後は何をしているのだろう。 やはりアジアを放浪しているのだろうか。

バンコクの天使たち


カルカッタ大真珠(パラゴン)ホテル (徳間文庫)  谷恒生 ☆☆

「バンコク楽宮ホテル」と対をなすアジアのホテルシリーズ第二弾。 インドのカルカッタの安ホテル「パラゴンホテル」に住む様々な住人と旅行者。 現在でもこのパラゴンはバックパッカーの安宿として健在。 タイと共に旅行者に人気のインド。その人気の一端をかいま見る事が出来る。

バンコク楽宮ホテル


アジア幻想―モームを旅する  村松友視 講談社 ☆☆

サマーセット・モームをモチーフにシンガポール、クアラルンプール、バンコクを旅する筆者。 菅洋志の写真がエキゾチックでいい。 モームの意外な素顔を垣間見る事が出来るのも一興。


中国語で歌おう!まるごとテレサ・テン編 アルク ファンキー末吉・古川典代共著 2,500円+税 ☆☆

アジア本というより語学の本です。今やカラオケは全世界の娯楽。 テレサ・テンの歌があり、朗読、カラオケもあるし、CD付で2,500円という安さ。


東南アジアの遺跡を歩く 高杉等 めこん 2000円+税 ☆☆

タイトルの通リ、東南アジアの遺跡の紹介本。 ガイドブックで紹介されていない遺跡も多い。 全ページをカラーで見ることが出来れば尚良い。


タイの怪事件  クーロン黒沢 イーストプレス ☆☆

タイの日本語新聞「バンコク週報」の記事をベースにした怪事件の本。 タイの新聞は、日本の新聞と比べてかなりどぎついのが多い。死体、事故、病気。。。 そんなタイ独特の「新聞」をかいま見ることが出来る。


コリアン世界の旅 野村進 講談社 ☆☆☆

日本、アメリカ、ベトナム、韓国、そして再び日本を旅行して見えてくる「コリアン」の姿。 近くて遠い国「韓国・北朝鮮」に私はまだ行った事がない。金大中大統領の文化開放政策のもと、 文化交流が始まり日韓交流は盛んになった。是非とも訪問したくなる内容である。


裸のアジア 八雲順一 データハウス ☆☆

タイ、ミャンマーなどアジア12ヶ国の快楽旅行ルポ。副題は東南亜細亜快楽旅行記。 カルカッタの「ケダルプール十八番娼館のギーダ」のルポがなかなか面白い。 後書きによると本書は1986年から1995年にかけての体験を基にしているとの事。

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