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May香港結婚式報告

Mayさんから香港の結婚式のレポートが届いたので掲載します。

その1 その2 その3完結編 こぼれ話 こぼれ話(2) こぼれ話(3) こぼれ話(4)


□香港迷のMayさんのHP□

洋紫荊倶楽部



その1

香港の結婚式(行婚禮 はんふぁんらい)

〜2000年10月26日(木)〜

 真夜中に花嫁の髪を、親戚の女性達が次々に櫛で解かしていきます。 私は実際に現場を見た訳ではないので、詳しくは言えないです。 どうしてそう言う風習なのか、訊いてくるのを忘れました(汗)。

〜10月27日(金)〜 AM7:30

友人のKaren宅に行きました。私が到着した時には、既に着付と化粧が終わっていました。 着付けとは、中国服の着付けです。後は花婿一行の到着を待つだけ。  ちなみに、この花嫁を迎える儀式は、花嫁側には女性が、花婿側には男性が、介添人の様な形で何人か付き添います。主に親しい友人達の役目です。
 花嫁介添人側のリーダーで香港人のIrene曰く  「阿Mayのやる事はね、花婿一行の中に日本人がいるから、通訳を頼みたいの。色々ゲームをやって、それから家の中に一行を入れるのね。それが終わるまで、絶対入れちゃダメだよ。」  何?ゲームって?  「そう簡単には、花嫁は渡せないって事。利是(らいし 日本で言うお年玉とかご祝儀の事)と交換なのよ。利是は、女性達で山分けするの。」

AM8:00

 花婿一行が花嫁のKaren宅に到着。〜 下記の様なゲームをまず行いました。
  1,花婿に音楽(香港ポップスとか)を聴かせて鼻歌を歌わせ、一緒に付いて来た花婿の介添人に、その曲を当てさせる。 もし当たらなかったら、罰として顔のどこかに口紅で落書きさせる。
  2,花婿に目隠しをして、介添人の口に口紅を塗らせる。その口で紙にキスマークをつけさせる。
  3,花婿が介添人一人一人に、ほ乳瓶でミルク(この時はヤクルトだった)を飲ませる。
  4,花婿に誓いの言葉を大きな声で読ませる。当然広東語で。
 特に嫌がりもせず、花婿のS氏は淡々とこれらのゲームをこなしていました。 一般的な日本人男性では、こう言う事は、照れがあって出来ないのではないでしょうか。スゴイよSさん・・・。  あ、通訳って言ってもですね、そんな難しい事は無かったです。 ただ、花婿側のS氏の弟さん(S弟とします)がいたので、彼が進行についていける様に、ちょっとだけ気を配りましたがね。 S弟も英語が少し話せるので、言葉の面では問題なかったです。 日本の結婚式とはかなり異なるので、それについては吃驚していました。

AM8:30

 ゲームが終わると、いよいよ利是の交渉です。最初、花嫁側は「九億九千九百九十萬九千九百九十
九」(がういっ・がうちん・がうばっ・がうさっぷまん・がうちん・がうばっ・がうさっぷ・がう)」の値段提示をし
ます(香港ドル)。何で「九(がう)」にこだわっているかと言うと、「九(がう)」は「久(がう)」と同じ音なので、縁起が良いからだそうです。当然そん
なに払える訳がないので、だんだん競り下がってきます。
最終的には、九百九十九香港ドルに落ち着きました。
 利是を花婿側が払い終わると、いよいよ花婿が花嫁の家の中に入れてもらえます。その時も、ただ単に
家に入れる訳じゃありません。花婿介添人達からは、
「リンボーダンスで入れっ!」
の声。玄関口に渡してあるリボンを、リンボーダンスでくぐって入れと言う訳です。S氏、だまってやりました。

 AM9:00

  花婿が花嫁の家の中に入ると、二人でご先祖へ祈りを捧げます。窓に向かったテーブルに、果物などの
供え物がしつらえてあり、その前で特大線香(日本のに比べて)を供えます。 何度も何度も九十度の角度でお辞儀をしながら、線香を振りかざしてお祈りします。
  その後に、花嫁の両親や親戚に、花嫁と花婿がお茶を捧げる「[甚斗]茶」(じゃむちゃ)と言う儀式です。
2人で行う初めての共同作業と言う訳ではないでしょうが、年長者を敬う精神が伺えます。

 AM9:45

  取りあえず家の中で行う儀式がすべて終わり、花嫁がウエディングドレスに着替えている間、他の出席者は、玄関先(家の中が狭いので、入りきれない)でケーキや汽水(へいそい 炭酸飲料の事)などを食しながら、おしゃべりして待ちます。 ここで数少ない日本人参加者である、K氏御夫妻とS弟と私と、初めての会話。   K氏「いや〜話には聞いていたけど、ものすごく伝統に則って儀式を行うんだねぇ。」   K氏夫人「ホントきれいねーKarenは。いつもお化粧すればいいのに(普段しない)。」   S弟「(口の辺りをゴシゴシこすりながら)・・・取れたかなぁ?」   私「え?ゲームでついた口紅、まだ取れませんか?はい(とティッシュを渡す)。」

 AM10:00

  花婿の家・・・この場合は、宿泊しているホテルの部屋になります。実際の家は日本ですので、その代用になります・・・に向かいます。 花嫁もウエディングドレスに着替え終わり、家を出発します。その際、花嫁側の両親と親戚は、赴きません。 嫁ぐ娘を送り出すのです。但し花嫁の兄弟姉妹は付き添って行きます。 花嫁の妹のHereneが、家を出る花嫁に、赤い傘を差し掛けて歩きます。 昔の中国で婚礼の時、赤い輿に花嫁が乗って嫁いだ名残だと思われます。   家の外には、金色のベンツが着飾って停まっていました。 バンパーの所には、なんと「ハローキティ」の中華風婚礼衣装縫いぐるみが、飾ってありました。 でっかいリボンで車をデコレーションしてあって、目立つこと目立つこと。 金ぴかベンツのバックミラーで、S弟が自分の顔を見て、「・・・まだ口紅落ちてないっ。オカ×みたいだぁ。」 確かに彼の口には、まだ紅が残っていました。かわいそうなので、メイクを落とすウエットティッシュを1枚、 上げました。初めての海外旅行で、たいそうな経験をしたS弟。まだまだ続くのですよホホホ。 写真撮影が終わったら、花婿の家に出発です。

注・ 朝からず〜っと、プロのカメラマンがこの様子を撮影してました。写真とビデオと両方です。
その2

AM11:00

  花婿の宿泊している海景嘉福酒店(グランド・スタンフォード・ハーバービューホテル)に到着。 スイートルームの部屋に、一行がわさわさと入って行きます。 海に面した窓際に、例の如くテーブルの上にお供え物一式がしつらえてあります。 ここではなぜか、お線香を立てる入れ物の中に、お米が灰の代わりに入っていました。 理由は聞いてみましたが、昔からそうだから解らないとの事でした。
  花嫁の家で行ったのと同じように、先祖への祈りを捧げ、それから日本から来たS氏の御両親や御親戚の方に、「[甚斗]茶」(じゃむちゃ)を捧げます。 スイートルームとはいえ、やはり大人数ですので、部屋の入り口から参列者が溢れていました。 高級ホテルなので、通常は苦情が来るのでしょうが、そこは祝い事、ホテル側も黙認していた様です。
  この後、再び室内で撮影がプロアマ入り乱れて始まりました。日本からいらした御親戚の方々は「な〜んかすごい写真を撮るんだねぇ。へー。」と感心されていましたが、これは序の口だと言う事を、この方達は、まだ知る由もないのでした・・・・。

 PM12:00

  ホテルを出て、写真を撮る人以外は、昼食場所の「酒[木婁]」(ざうらう レストランの事)へ向かいました。 日本からの御親戚一同を案内して、撮影場所であるホテル近くの噴水広場へ移動。 ウエディングドレス(西洋の)に着替えた花嫁&タキシードのまんまの花婿(花婿は通常お色直しは殆どしないのです)の後ろを一行がゾロゾロ付いて歩きます。目立つなぁ。
  噴水広場に到着。映画の撮影よろしく「はい、ここで肩に手を掛けて見つめ合って云々〜」とプロのカメラマンの注文でバシバシ撮影。 御親戚の方々も各自撮影に加わります。S氏のお母様は「・・・こんな事するなんて、知らなかったわぁ。」 お父様は「おまえら勝手にやっとれ、ワシゃ知らんわ。」 と、驚くなり呆れるなりの御様子。でもね、お父様が、だんだんノッてきて自分から前に出て写真撮影をしていたのは、その場にいた人は、み〜んな存じているのですよ。

 PM1:00

  昼食場所の「酒[木婁]」に、写真撮影を終えて花嫁以外は到着。 花嫁は普段着に着替える為、ホテルにいったん戻ります。 妹のHereneと、花嫁介添人側のリーダーで香港人のIreneが、その間ずっと花嫁の世話をしています。
  しばらくして、普段着の花嫁が「酒[木婁]」に到着。皆で飲茶タイム。 日本人テーブルでは、注文をどうしたら良いか解らないとの事なので、私と中文大學の日本人留学生N氏(夫人は中国人)とで、メニューを選びます。 日本人で少々御年輩の方々が何人かいらっしゃるので、比較的油っぽくない点心を選んでみました。 おおむね好評らしかったです。皆でワイワイガヤガヤと、飲茶の最中に、広東語と北京語(N氏は北京語が達者です)で通訳をちょこっとしました。 でもね・・・身振り手振りや筆談で、事が足りた様な気がしますが・・・・。訳に立ってるのかしら?
  飲茶のデザートを選ぶとき、S氏のお母様が「××さん(親戚の方)、マンゴープリンがおいしいわよ、食べましょうよ!」 これは正解だったらしいです。皆さんお腹一杯だったのですが、キレイに召し上がってしまいました。 日本のより、絶対味はおいしいのです。香港通だわ、お母様・・・。

 PM3:00

  飲茶も終了して、海辺のプロムナードにて、お色直し後またまた撮影。 これは香港人が中心の撮影なので、日本人の方は、ひとまず解散して夜の披露宴に望みます。
  ここまでで、計7時間半かかっています。あと倍以上の時間がかかるのでした。
その3 取りあえず完結編

PM5:00

  九龍湾(カオルーンベイ)のショッピングセンター内の敦煌海鮮酒家(レストランの事)に向かいました。 それ以前の時間は、日本人参列者(朝および昼からの参加者)は、思い思いのすごし方をしていました。 ちなみに私は、某ショッピングセンターの、インターネットカフェにて時間をつぶしていました。 何回か通ったのでここの従業員に顔を覚えられてしまい、「コンニチハ」と挨拶される始末。 日本語のカキコ読めるのかなぁ? 一言も日本語喋ってないのですけど。

 PM5:30

  ショッピングセンター内がものすごく広く、迷ってしまい少々遅れて到着。しかし閑散とした会場内。 ひろ〜い場所の四分の一は、麻雀卓が置いてあります。でも麻雀をやって待っている人は、どっちかと言うと御年配の方ばかり。 あとの人達は、あっちこっちに散らばってお喋りしています。 ジャラジャラペチャクチャ、うるさ〜い!   受け付けで花嫁側介添人リーダーのIreneが、私を待ち構えて「阿May、あなたには受け付けをやってほしいの。 日本人が大勢来るから、私じゃ不便でしょ。サポートお願い。」   何だ、司会やらなくて良くなったの?   実は先述のN氏(日本人)が北京語堪能なので、私の広東語より融通が利く(Ireneも北京語ができるのです)ので、交代してもらう事になったらしいです。 よかったあ〜自信ないし・・・。 この2人で司会をやってもらい、私は受け付けで日本人参列者を待ち構える事になったのでした。
  気がつけば「恭喜恭喜(こんへいこんへい おめでとうの意味)!」 と周りの皆が言って
います。ふと見ると新郎新婦が、揃って中華風の結婚衣裳を身にまとっているではありませ
んか。花嫁はすでに朝、着用しているので驚きませんでしたが、新郎のS氏がインチキ中華
マジシャン風のいでたちなのでした。別にタキシードでも良いのですが、多分本人が着たか
ったのではないかしら?似合ってたから良しとしますか。
  ここで新婦の御母様&御父様が、皆に利是を配って廻ってます。朝から配っていたのだ
けど、ま〜た配ってます。結婚式に来てくれた方々に、何回か配るのだそうです。日本のお
年玉を入れるポチ袋くらいの大きさの、真っ赤で金ぴか文字の袋にお金が入ってます。金額
は大体50〜100香港ドルくらいです。朝から何回か頂いているので、相当貯まったみたい。
  新郎の御母様が、着物を御召しになってらっしゃたので
「あ、御着物日本からお持ちになられたんですね。着付は御自分でなさったんですか?」
「持ってくるの大変だったんですよ。でも折角だから。着付はこちらにも日本人の美
容師さんが
いるから、頼んだんですよ。」
今まですっかり中華風だった行婚禮が、御母様の着物で日本の結婚式の雰囲気になったかな?

 PM6:30

  在住日本人の参加者もぞくぞくと来場してきました。受付に座って
「あ、日本の・・・どなたでしょうか?×○さんですね。△番テーブルがお席です。」
などと御案内に少々忙しくなってきました。N氏も急遽司会に決まったので、プロフィールの確認
で大変そう。K氏御夫妻も自前のビデオカメラを回すのに大童。
  よ〜く見たら、新婦の御母様がチャイナドレスを着ていました。普段あまりしゃれっ気のない
Karenママ・・・・・足が悪いので、引きずりながら招待客の間を行ったり来たりしています。
Karenママ、私の所に来て「阿May、○○××△△〜○○・・・・」
何言ってるのママ?もしかして北京語?広東語だってアヤシイのに、ワカンナイよー。
混乱しちゃって、私まで北京語が話せると思っちゃったみたい。違うってば。
 相変わらず新郎新婦は、写真撮影・・・・・こんなに香港人って写真写すのが好きだったんだ・・・。

 PM7:30

 日本の感覚からいきますと、そろそろ披露宴が始まりそうな感じですが、その気配なし。
皆さんビール飲んだり(持ち込み可なのです)、麻雀したり、新郎新婦と記念撮影したり、自分勝手
な事をしています。それでも一応、ケーキカットなんぞをしていたりするのですが、全員が見ている訳
ではなし。受け付けでボーッとしていると「阿May久しぶり〜!」
元ルームメイトのウィニー&メイビス姉妹が来ました。考えてみれば、この2人とは香港で一番長い時間
を過ごしていたんです。一年ぶりの再会に、弾丸の様にしゃべりまくる私達。
  花嫁のKarenもいつのまにか私達の所へ来て、「皆で写真取ろうよ!」
  なんだか同窓会みたいになってしまった・・・・。
  その時ウィニーの手提電話(さうたいでぃんわー 携帯電話の事)が鳴り、ウィニーが電話に向かって話し始めてしばらくして
「阿May、Sちゃんからだよ。」在住日本人のS嬢からでした。
「Mayさん?今シンセンなの。仕事で遅くなったの。今から行くからゴハン取っておいてねぇ。」
何?シンセンって中国じゃないの?間に合うのかしら。

PM8:30

 ほぼ招待客も揃って、自分の席に皆着席しました。私はウィニー達と一緒で、日本人の方々とは離れて着席です。 日本人同士でいた方が、気も楽でしょうからね。こっちは積もる話が一杯ありますので。
 IreneとN氏の司会で、披露宴が始まりました。2人の紹介とかなれ初めとか、ここら辺は日本と変わりません。IreneとN氏とのやり取りに、少しタイムラグがあるの
で、私が同じテーブルの人に説明していきました。どうやら通じているらしい、私の広東語・・・・。

PM9:00

 朝、花嫁の家でやった様なゲームが行われていましたが、実はあまり皆は見ていませんでした。
だって料理を食べるのに忙しいんだもの。本人達が楽しそうだったから、まぁいいか(私も実は良く観ていなかったのです スミマセン)。疲れと空腹で、はしたなくも
がっつきました。
そうそう、一応ビールやブランデーなどのアルコール類は用意してあったのですが、日本と違ってそれほど飲酒人口が少ないので、皆さん御飲みになりません。 でも皆ハイなのですね。  参考までに、披露宴時のメニューは下記の通りです。   
 ・子豚の丸焼き
 ・車えびのマヨネーズあえ
 ・タイラギ(ホタテ貝に似た貝)と野菜の炒め物
 ・干し貝柱と髪菜の煮込み ※(ふぁっちょい 海草。發財(儲かると言う意味)
と同音の為、祝い事にかかせない料理
 ・鶏肉とフカヒレのスープ
 ・薄切り鮑の醤油煮込み
 ・ガルーパと言う魚を蒸して醤油と油をかけた料理(変な言い方!)
 ・チャーハン
 ・具の入ってない汁麺
 ・デザート(小豆のお汁粉)
 出された順です。

 ガルーパを食べ終わった辺りで、S嬢が中国の仕事より御帰還来場。
「Mayさん、ゴハン取っておいてくれなかったのぉ?」
 そりゃ無理だわ。早い者勝ち?って言うか忘れてたゴメンね。
 空腹のS嬢に、まだ箸をつけてなかった私のチャーハンと汁麺を、あげました。

 料理は次々と運ばれてくる訳ではなく、間があいてくるので、その間に渡し忘れて
いた御祝儀を、渡しにいきました。中身は1万円。香港の相場だと300ドル(日本円で
約5,200円くらい)なので、これでも多いくらい
です。あまり多いと返されるそうです。こう言う金額だから、来場者の服装がカジュ
アルののですね。皆、平服で来ますからね。ジーンズでもOKなんですよ。
ここであやうく大失敗を犯すところだったN氏。なにげに私に見せてくれた御祝儀袋
が、
なんと花結びの水引!結びきりの水引じゃないとダメなのよ〜。花結びの水引の御祝
儀袋は、何回あっても良いお祝い事のときに使うのです。結婚の御祝いには、不向き
です。何回もあっちゃ困ります。
 とんだ赤っ恥をかくところだったN氏。気をつけませうね。

 PM10:30

  そろそろお開き時間ですが、日本の様に花束贈呈なんぞはなく、あっさりしたも
んです。写真取りながら、しゃべりながら、三々五々帰って行く招待客を見送りま
す。裏方の私達も、後片ずけに入りました。
  K氏御夫妻やN氏とも、再会を約束してサヨナラです。今度は日本で会いましょう! 

 PM11:00

  花嫁花婿も平服に着替えて、帰り支度ができました。親戚や双方の介添人達も思い思いに帰ります。
  花婿のS氏が
「MayさんとSさん(S嬢)、それとK(S弟の本名)、悪いけどホテルまで来てくれないかなぁ?」
何で?
「いや、実はね、友達が夜中に新居襲撃する慣わしがあるんだって。 不安だからさぁ、しばらくいてくれないかな?」
そうおっしゃるなら、お邪魔しますよ。日本人でガードを固めるのですね。
  タクシーで再び海景嘉福酒店(グランド・スタンフォード・ハーバービューホテル)に、S嬢とS弟と共に向かいました。

〜10月28日(土)〜

 AM12:00

  ついに日付をまたいでしまった!
  朝から活動している私とS弟は、ホテルに着いてもグッタリ。 話してはいるのですが、時々意識がフッと飛ぶんですね〜ヤバイわ。 花嫁Karenと花婿S氏は、めっちゃ元気。私よりは元気なS嬢と話がはずんでいました。 と言うか、彼女が来場するまでの経過を説明してたらしいです(眠くて半分聞いてない)。

 AM1:30

  S氏が
「Mayさん?今眠ってたでしょ?」
新居襲撃にそなえて待機していたのですが、睡魔に負けた私。居眠りしてたらしいです。
 Karenが
「朝からだから疲れたんだよね。本当に今日はありがとう!」
何をおっしゃいますか、留学時にあんなにお世話になったんだから、これくらいは喜んでしますわよ。
「僕が日本人だから、皆遠慮して襲撃は来ないみたいだね。」
それは良かった!
それじゃ私達お邪魔ですから(当然だ・・・)、自分のホテルに帰りますね。
29日(日)にまた会う約束で、お暇しました。



ああ、本当に長い一日だった!
取りあえず式の流れを追っていっただけなので、まとまってないのです。
まだまだ書ききれてないです。
未熟な書き手です、御容赦下さいね。
こぼれ話の様な形で、また補足して書いた方が良いですね。

取りあえず
  劇終  (けっちょん 映画でのThe Endと同じ意味の広東語)

こぼれ話(1)〜

「婚礼衣装」
  赤い生地(絹)に金糸銀糸で、全面び〜っちり刺繍がしてあります。
上下に分かれてます。上着の襟はマオカラー(チャイナカラー)、長袖です。
スカートは裾がカーテンの様に房になっています。昔の婚礼衣装の様式を
残しながら、簡素な構造になっています。ですから着付けはとっても楽です。
  西洋と違って、婚礼衣装の色は赤と決まっています。白は死者の色です。
どうしても白系統の色合いの服を着たいのでしたら、パールホワイトなどの色
合いの服にしましょう(実は私もパールホワイト色のツーピースだった)。
赤は花嫁の色なので絶対禁止です。
  なお、花婿の婚礼衣装は、通常タキシードのみです。どうしても中国風に
したい人(S氏の様な)は、ちゃんさむ(漢字が出てこない)と言う男性用の中
国服がありますので、それを着ます。ただし最近の結婚式で着る花婿は少な
いそうです。


「花嫁の父」
  花嫁Karenの父・・・・Karenパパは、披露宴の間中ず〜っとブランデーを
生で飲んでいました。40歳まじかで生まれた、しかも長女(2人の妹弟の姉)
で、さぞ寂しい事でしょう。でもそこに涙は見られません。
寂しさを紛らわす為に、強い酒を飲んでいたのかも知れません。
  香港人の偉いところは(中国人全般かも)、いくら飲んでも、決して乱れること
がないのです。酒癖が良い(こんな言い方あるのかな?)のです。
Karenパパも例外ではなく、声が幾分大きくなっただけで、しっかりしてました。

こぼれ話(2)

「写真撮影」
  観光のときにカメラのレンズを向けると、怒り出す香港人。
  ですから香港人は写真を写させるのが嫌いだと思っていました。
  でも、それは違った様です。S氏とKarenが結婚するにあたって、式の前に香港の
某リゾートホテル(あるんですよ)で撮影された、膨大な数の写真及びアルバム。お
まけに編集済みのヴィデオテープ。Karenに言わせると
「式の当日は、そんなに撮影している隙がないからね〜。」
  あれだけ撮影していて、まだ足りないっての?
  結婚後の家庭の居間などに大きく引き伸ばしてで〜っかく飾ったり、時々アルバ
ムやヴィデオを観て楽しむのだそうです。こっぱずかしくないのかと訊ねたら、
「だって自分が一番きれいに写ってるんだからね。女優みたいな気分になるよ。」
  自分の容姿に自信が無く、また化けてキレイになる(!)はずもないと思ってい
る私にとって、真似はできないなぁ・・・・。
  女優気分を味わいたい方、是非香港での挙式をお勧めします。サポートする業者
はいっぱい存在しますので、決して御不便はお掛けしません。

こぼれ話 その3 

「結婚式前夜あれこれ」

  式の前夜は、花嫁と花婿は会ってはいけないそうなのです。理由はしきたり。 この2人、式のギリギリまで結婚指輪も新婚旅行も決まっておらず、両方決まったのが前日。 そんな訳で、新婚旅行の手続きは花婿のS氏が仕切り、結婚指輪は花嫁のKarenが一人で受け取りに宝石屋さんまで行ったのでした。 通常こういう事は、2人で行うものだそうだけど。
  前夜に花嫁の親戚だけの食事に招かれたのですが、自宅の居間に日本の結納の御道具一式がありました。 S氏の御両親に後で訊ねたところ「どこまで簡素にしちゃっていいのか、わからなくてね〜。 で、結局全部正式に整えたんですよ。」   御道具の脇に立派な水引をかけた目録が添えてあったのですが、よーく水引を見ると、水引の向きが逆さま!ちょっとぉ、こんな事しちゃいけないんですってば。 Karen曰く「えーどっちでもいいんじゃないの?」ダメなんです。 逆さまだと、祝い事の意味が逆になってしまいますからね。
こぼれ話 その4

「利是(らいし 御祝儀の事)」

  レポートでもちょこっと説明しましたが、利是は日本で言う御祝儀の様な風習です。 でも日本と決定的に違うのは、基本的に既婚者から未婚者に上げる事になってるのです。 中国では未婚者は独り立ちしていないとみなされ、利是を貰う立場なのです。 たとえ70歳を越えていても、独身であればOKです。 逆に結婚すると、親戚一同の未婚者に皆すべて利是をあげなければ、いけません。 これがシンドイのは、日本と同じですね。   なお、旧正月が主な利是のシーズンです。結婚式だけじゃ、ないんです。   あと、旅行に旅立つ人にも、目上の人から利是をあげる習慣があります。 私は香港の友人阿Joeのママから、「また帰っておいで。」と何回も利是を頂いています。 これには日本で言うお餞別の意味もあるそうです。まるで親戚の叔母さんにお年玉を頂いている気分ですよ。   早く利是を上げる立場になれればいいのですが・・・ね。

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