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 アジアの社会 society

アジアには、中国、インドという大国があります。その間には東南アジアの諸国がある。東南アジアの社会は多様な社会です。タイ・ラオス・ミャンマー(ビルマ)の上座部仏教を中心にした社会。インドネシア・マレーシア・ブルネイのイスラム教が主流の社会。また、シンガポール・マレーシアは、マレ−人、中国人・タミル系インド人の多民族複合国家でもあります。


タイ カンボディア ラオス 中国 韓国 マレーシア

タイ

◇問題の「あの本」◇

1994年にデータハウスから出版された。タイトルはそのものずばり「タイ買春読本」。内容はそれほど過激ではないが、題名がストレート過ぎた。タイ政府は、日本政府と出版社に抗議。日本の婦人団体なども抗議した。その結果、出版社は題名を変えた。現在発売されているかどうかは不明。店名や地図など具体的な説明もタイ当局の怒りをかったようだ。


◇タイ◇

◇陸軍管理の特別少年院◇

青少年の麻薬汚染が深刻化しているタイで、新しい試みが行われている。通常未成年の場合、少年院に収監される。しかし、麻薬犯は再犯の確率が高く政府も頭を悩ませている。そこで登場したのが「陸軍による特別少年院」と言う訳だ。出所間際の一般少年院からここに転院して社会復帰させるのが狙いだ。17日間の教育で、3日間のジャングル特訓もある。軍の厳しい訓練で更正してくれれば良いのだが、麻薬事犯は後を絶たないのが現状だ。

毎日8/18によると、タイ陸軍が管理する麻薬犯罪の特別少年院がバンコク郊外のナコンパトム県に登場した。青少年にまん延する麻薬犯罪に対処するため、軍の厳しい規律を通じて二度と麻薬に手を染めさせないようにするのが目的だ。


◇タイ◇

◇タルタオ島のクリーンアップに2500万B◇

プーケットやコ・サムイのように有名ではないが、タルタオ島もごみに悩まされている。

8月3日のバンコクポストによると、

サトゥン県のタルタオ島を政府は2500万バーツをかけてきれいにする。
森林局は車、船、その他の機器を買いビーチのごみの回収にあてる。ほとんどはペットボトル。


◇タイ◇

◇内務省国境検査に関心◇

あいかわらず不法目的の入国の途絶えない国境検査に政府は頭を痛めている。

四方を陸地で囲まれたタイには重大な問題だ。麻薬の取引と隣国の反政府勢力の入国がやっかいである。

国境のオンライン化が審査の鍵を握るようだ。以下はバンコクポスト8/1の記事。

内務省は毎年莫大に流入する「好まらしからざる人物」が入国している事に関心を抱いている。

現在14あるチェックポイントのうち10ヵ所はまだオンライン化さてていない。そのためチェックが難しい。

わずかに4ヵ所のみオンラインで結ばれている。それで「好ましからざる人物」はオンライン化されていない

チェックポイントから入国してしまう。彼らは麻薬の運び屋と近隣国の反政府勢力だ。


◇タイ◇

◇「えび」の内陸での養殖解禁か◇

日本人の大好きな海老。しかもタイからの輸入が多いのは皆さんもご存知でしょう。

いまその海老をめぐり、タイでは賛否両論が沸き起こっている。

発端はピタック副首相の「海老の内陸での養殖を認める」発言だった。

以下はバンコクポスト8/1の記事から翻訳。

副首相のピタック氏はきのう「ブラックタイガーえび」の内陸での養殖の禁止を解くと述べた。

反対する団体には、決定前にヒアリングが行われる。

反対してるのは、米農家、果樹園、環境保護団体など。

1998年7月、前首相チュアン氏により内陸での海老の養殖は禁止された。

米農家と果樹園のオーナーによる反対があったためである。理由は養殖による土地の高塩分化。

禁止により、中央部のアントン、アユタヤ−、ナコン・ナヨク、ナコン・パトム、ノンタブリー、

プラチンブリー、ラチャブリ−、スパンブリ−は大きな影響を受けた。

ピタック氏は禁止の緩和は輸出を促す。また海老の養殖は環境を汚染しないと主張した。


◇タイ◇

◇100万ドルの講義◇

政府は予定している講義にハーバード大学のマイケル・ポーター教授を迎える計画をしている。

混乱している経済を立て直す為だ。ただし、その1日半の講義料が100万ドルという驚くべき価格。

国の競争力をいかにして高めるのかを講義する。

一方、タイの地元のアカデミーはその有効性を疑問視している(バンコクポスト7/20)。

1日半で100万ドルというのは法外だ。もっと有効な方法はあると思うけど。


◇1時間早めたい、タイ◇

時計を1時間早くしてシンガポールやマレーシアと同じようにしよう、というタイのタクシン首相の発案が

議論を呼んでいる。タイのグリニッジ標準時との時差は7時間で、カンボジア、ベトナム、ラオスと同じ。

シンガポール、マレーシアなどASEANの経済先進国は8時間で、タイとは1時間の時差がある(朝日7/19)。

そういえば、タイからマレーシアに出国すると1時間の時差があった。

時間が揃えば、時計の針を変える必要もない。


◇タイの学生国際オリンピアードで金メダル◇

11年の試み後、タイは国際オリンピアードの化学部門で金メダルを受賞した。

受賞したのは、ワット・スティワラムスクールのプラナート・シンサムスサクル君。

インドで行われた今年のコンテストには54ヶ国から210人が参加した。

その他3人の学生が銀賞を2、銅賞を1獲得した(バンコクポスト7/17)。

タイの学生も国際的になりました。教育レベルは着実に上がっています。

◇テスコロータスで爆発◇

元軍人、元警察が起業をして関連のビジネスをする。日本でもあるケースである。

その代表的なものは警備会社だ。その警備会社が問題を起こした。

7月2日のバンコクポストによると、

サムットプラカン県のテスコ・ロータスで昨日の朝、M-26ハンドグレネ−ドが爆発。従業員一人がけがをした。

警察は2人の元軍人を逮捕した。彼等は、「ボスに依頼されて爆弾をしかけた」と告白した。

調べによれば、テスコ・ロータスと警備業務の契約をしていた「ロイヤルガード」のボス(元軍人)が

2人に指示をした。テスコ・ロータスは最近、ロイヤルと契約を破棄して「ゼネラルガード」と契約した。

契約破棄による大きなダメージを受けたロイヤル社は、この攻撃で「財産と生命を守れるのは

ロイヤル社である」とのメッセージを狙ったものと見ている。

テスコ・ロータスはタイ全土30に店舗をもつスーパーマーケットのチェーン。

年内に5店舗オープンする予定。


◇有名コーヒーショップ一斉手入れ◇

6月26日夜、ニューペッブリー通りにある「サイアムホテル」のコーヒーショップが一斉手入れがあり、

売春容疑でタイ人女性が20人逮捕された。ここのコーヒーショップは「グレースホテル」とともに

「援助交際」の場として有名な場所。若い女のこが多いことでも有名だ。


◇ヤーバーの蔓延◇

6月27日の朝日の国際欄で大きく取り上げていた。

「ヤーバー」は覚せい剤の一種メタンフェタミンを原料とする錠剤。主に加熱して吸引する。

タイ政府はミャンマー・ラオスとも協力して撲滅運動をしているが一朝一夕には片付かない。

「市場」は年1.000億円規模とも言われている。ヘロインの価格が急上昇して安価なヤーバーに

乗り換えた背景もあるようだ。1錠の末端価格は50〜150バーツくらい。

80年代には、建設、港湾、運輸の労働者を中心に使われた。

現在は労働者だけでなく、若者、子供にも広がっていて深刻な社会問題に発展している。


◇拳銃40万丁不正輸入◇

1995年以来、40万丁の拳銃が偽の輸入許可証で持ちこまれた。

偽の証明書で輸入された拳銃は第三者に売られる。

違法だが利益のいいビジネスは犯罪抑圧の障害になっている。

一般市民が輸入をするには警察の登録部での許可がいる。

また、銃砲店のオーナーは警察と地区の役所での許可が必要だ。

警察、軍、税関の職員は自分の機関の証明書のみで輸入できる(バンコクポスト6/26)。

それを悪用した形だ。制服組は怖い者なし?


カンボディア

◇アンコールへの道はタイ軍が◇

カンボディアの道路が悪いのは有名だが、道路が整備されればその経済効果は計り知れない。

「電波少年」で、アンコールワットへの道を造るという「ねた」をやっているが、こちらは本物の「ねた」。

「電波少年」の参加者諸君。せいぜいじゃまをしないように。バンコクポストの7/30に記事によると、

アンコールワットへの道はタイ軍が造る。カンボディアのフンセン首相はチャワリット国防相に

アランヤプラテートの反対側のポイペットからシソフォンまで、バッタンバンからシェムリアップまでの道路

の造成を求めた。チャワリット氏はその要求を受け入れた。しかし、「カンボディアはその費用を支払わなければ

ならない」事を明らかにした。タイ陸軍の工兵部隊は現在、コ・コンからサラムピルへの

159kmの道路工事を行っている。


◇カンボディア◇

◇タイ−カンボディア国境の時間延長拒否◇


タイ、カンボディア両国は、国境での麻薬取引撲滅を一緒に取り組む事に合意した。
しかし、カンボディアのさらなるボーダーの開放要求には拒否した。
タイのチャワリット国防相とカンボディアのティー・バン将軍、シサワット殿下が昨日会合した。
カンボディアは午後6時から深夜までの国境通行の時間延長とスリン県のチョン・ジョム
とトラート県のバン・パカードの開放を要求した。しかし、チャワリット氏は国境にカジノが
あることを理由に要求を拒否した(バンコクポスト7/29)。
個人的には2ヵ所とも開放して欲しいが、パイリン地区はまだ危ないんじゃないだろうか。
相変わらずポルポト派の支配地区のようだし。


ラオス

◇ラオス、タイ映画に抗議◇

ラオス政府は、現在製作中のタイ映画「タオ・スラナリー」に対して

全国的な抗議活動をするとして脅かしている。ラオスのブオベイン情報文化相は

この映画はラオスの国民感情に反するとしている。また、両国の絆を損ねるという。

タオ・スラナリーはラオスがタイに侵攻した際に、機転を利かしてラオス軍を撃退した

伝説のヒロイン。一方、ラオスはタオ・スラナリーの話しは「作り話」だと見ている。

映画監督のピサル・アカラセン氏は、「いかにして少ない人々が国を救ったか」を描いたとし、

「この映画は全く政治とは関係ない」し、「この話は真実だと信じている」と語った(ネーション7/3)。


中国

◇タイにパンダ2匹レンタル◇

中国はタイにジャイアントパンダ2匹を1年間貸す事に合意した。

タイの国防省チャワリットと中国の朱首相との会談で決まった。

両国の絆をより強くするのが目的のようだ。


韓国

◇捜査官公娼制提唱?◇

ソウル最大の売春街「ミアリ」で、未成年者の売買春を取り締まったソウル地方警察庁の

金康子・防犯課長が、公娼制導入を提唱するような発言をし、波紋を呼んでいる。

金課長は、講演で「売春を無条件に禁止した現行法は性道徳の堕落を助長する側面がある」と指摘、

「公娼を設置して性犯罪や未成年売春を減らした外国の事例が参考になりうる」と語った。

本人は「必ずしも公娼制を正当化したわけではない」と釈明している(朝日6/26)。


◇マレーシア◇

◇華人小学校の閉鎖問題◇

マレーシアは、マレー系6割、中国系3割、インド系1割の多民族国家。

4月26日の朝日によると、華人の小学校の閉鎖で、政府と華人社会が対立しているとのことです。

クアラルンプール近郊の70年の歴史があるダマンサラ小学校の移転が紛争の契機でした。

政府は2キロ離れた所に臨時校舎を建てました。華人小学校の増設を求める父母や地域住民は

「伝統校の閉鎖」と反発して移転を拒否。旧校舎の隣に「寺子屋」を開設し自主授業を始めた。

こうした状況のなかで、華人系野党「民主行動党」は国会で華人小学校の増設を更に強く主張。

また、連立与党の「マレーシア華人協会」も「寺子屋」を訪問するなどしている。

混乱を収拾するべく、マハティール首相は、「国民学校でイスラムを強調しすぎたため、

マレー系以外の親が敬遠している」と指摘、中国語・タミール語教師の増員を指示し、

国民学校により多くの華人、インド系の児童を入学させる方針を示した。


アジアの政治 Politics

最新の話題はブログをご覧下さい。

◇内閣改造実施へ◇

[バンコク 8日 ロイター] タイのタクシン首相は、近く小規模な内閣改造を実施する方針を表明した。それに伴い、経済問題を担当する副首相のポストを設ける意向だという。
一方、地元の新聞は、ソムキット蔵相が更迭されると伝えたが、蔵相はこの報道を否定している。
タクシン首相は、「政府は経済について非常に懸念しており、問題解決のために全力を挙げるつもりだ。そのため、経済問題を担当する副首相が必要だ」と語った。(ロイター)


◇軍事支援賛否両論◇

タイでは、事件直後の国家安全保障会議で、米の軍事行動への全面協力を確認。メディアは、ベトナム戦争や湾岸戦争でも米爆撃機の中継基地となった、バンコク近郊のウタパオ海軍基地飛行場を米軍が使用する方向で現地調査を始めたと一斉に報じた。

 これに対し、タイ南部を中心とするイスラム教徒組織が反発。政府はイスラム教徒のワンムハマトノー運輸通信相を派遣し理解を求めたが、イスラム指導者は二日、米への基地提供など軍事支援に反対する声明を発表した。

 タクシン首相は「米との協力はテロ組織に関する情報交換が主体になる」と事態の沈静化に躍起となっている(西日本新聞10/3)。


◇テロ対策、SET取引中止、米施設警備強化8/13

タイ政府は12日早朝緊急閣議を開き、米国で発生した大規模テロへの対策をまとめた。タクシン首相は閣議後記者会見を行い、◇国内、特に米国およびイスラエル関連施設の警備強化◇タイ証券取引所(SET)の取引停止――などの措を発表、米国政府に哀悼の意を伝えたことを明らかにした(NNA13)。


□タイーミャンマー□

◇ミャンマー、キン・ニュン第一書記訪タイ◇

ミャンマーのキン・ニュン第一書記は来月第1週にタイへ訪問する。チャワリット副首相兼国防相と懸案の麻薬問題、国境問題について協議する(NNA8/15)。

タイとミャンマーの関係は最近とみに悪化している。先月にはタイの麻薬捜査官がミャンマー領内で拉致された。幸に無事帰還したが、もし殺害されたら険悪な事態になったであろう。またメーサーイータチレク間での戦闘が2月に起きたのも記憶に新しい。粘り強く交渉を継続したいものだ。


□タイーラオス□

◇ラオス首相タイ訪問◇

ラオスのブンニャン首相は8月17〜18日タイを訪問する。タクシン首相と会談する。麻薬対策や経済協力について協議、調印する。今回のポイントで私が興味のある議題は、第二メコン橋の来年開始とノンカイ・ビエンチャン国境検問所の開門時間の2時間延長の2点。第ニめこん橋ができれば、タイ−ラオスは更に経済交流が進む。ただ、ラオス国内の反政府勢力によるテロ対策は早急に改善したいものだ。


□タイ−インドネシア関係影響なし□

タイの新聞各紙は24日、インドネシアの「メガワティ大統領誕生」のニュースを一面トップで伝えた。タクシン首相はメガワティ氏の強力なリーダーシップがインドネシア、ひいてはタイを含む東南アジアの安定に貢献するとし、新大統領誕生に歓迎の意を表明した。また、ほとんどの国はインドネシアの政権交代を予期していたため、域内の政情に大きな混乱は起きないとしている。

タイ国政府観光庁(TAT)はインドネシアの混乱が長引けばビーチリゾートへの観光客がバリからタイ南部のプーケットやサムイ島に流れてくる可能性もあるとして期待している。
[NNA 2001年7月25日]
 


□マレーシア□

◇マハティール首相、在任20周年◇

アジア最長の政権を維持するマレーシアのマハティール首相は16日、在任20周年を迎えた。

同日夜、マラッカで晩餐会が催された。

首相が総裁を務める統一マレー国民組織(UMNO)、与党連合のマレーシア華人協会(MCA),

マレーシア・インド人会議(M IC)の各党党員が出席した(cnn.com7/18)。

日本・韓国を見習う「ルックイースト」やアジア通貨危機の際の為替の変動相場を拒否など

独自の政策を取る首相として注目されている。一方、前副首相のアンワル氏を訴追するなどの

強引な面も目立ってきた。

強力なリーダーシップをもつマハティール氏だけに、後継首相が誰になるのか興味深い。


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