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私が出会った文化人

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Person
寺山 修司


家出のすすめ 角川文庫

彼に会ったのは、もう二十数年前の会合。歌人、詩人、芝居主宰、映画監督、評論と超マルチ・アーティスト。 してその実態はいかに。かなりの変わり者という印象。まあこういう人は個性が強い。 サラリーマンは絶対に無理なタイプ。会場で口論になった。当時、私はまだ学生。それでも、私は若かった、。 彼に噛み付いたのだ。今、思うとようやるな〜 と自分でも思う。もっとも挑発したのは寺山氏だったが。 非常に惜しい人材を亡くしたと思う。もし彼が生きていたら、あの時の若造ですと言いたい!
荒木 経惟


東京ラッキーホール 太田出版

カメラマン。スケベねたで有名だが、当然、人物・風景・静物なんでも巧い。 彼の写真集はいくつか持っているが、モノクロもなかなか良い味を出している。 わたしも一時期写真に凝ったが、今はもっぱらコンパクト・カメラを愛用。 それも安物(笑)。彼には渋谷の路上で会った。今は亡き陽子夫人同伴であった。 首にはライカのカメラ。そして黒のロング・コート。夫婦仲良いんですね。 陽子夫人の死顔を撮って公表したことがマスコミに波紋を投げたが、愛するものの死ほど悲しいことはない。 それを公表することの意味。人生は残酷だ!
水木 しげる


漫画家。「ゲゲゲの鬼太郎」などユニークな世界を描く。 水木さんには、学生時代にアルバイトをしていた大手出版社の仕事でお会いした。 自宅の近くの喫茶店で待ち合わせをして原稿をもらった。 たしか、戦争で片腕を失くされたようだ。 ラバウルには今でも通われていると聴く。 おそらく当時の体験が水木さんの原点なのかもしれない。 とても気さくな方でどこかいい就職先はないですかと尋ねたら、○○書房なら紹介してやるよと言われた。 結局、受けなかったが、人柄を感じさせる。
伊達 秋雄

元東京地裁の判事。専門は刑事訴訟法。伊達判決で有名。この伊達先生の教科書はつまらないが、講義は面白い。 分かるだろ、君達本音は書けないんだよ、本音は。 だから講義で話すのさ。な〜るほど一理ある。
蔵前 仁一


蔵前氏直筆似顔絵

月刊誌「旅行人」の編集人。ゴーゴー・インド、ゴーゴー・アフリカなど著作多数。 蔵前さんに会ったのは、新宿ルミネの本屋でのサイン会。 蔵前さんの似顔絵を描いてもらった。実にこれが早い。さすがにプロのイラストレイターです。 このサイン本はKLで盗まれてしまったのだが・・終了後、10人くらいでお茶を飲んだ。 西双版納の話をしていたが、わたしにはさっぱり分からない(笑)。 ピアスをしてるあたりは、自由人を感じさせる。
前川健一


新宿の紀伊國屋ホールの講演会にて。講演は慣れてるいるように思えた。 タイに関する本が多い。この時、蔵前さんも出ていたが、彼は人前で話すのは得意ではないように思えた。 見かけとは反対に口調は実にソフト。ちょっと怖そうで気難しい人かと思ったが、実像は極普通のおじさんでした。 相当の読書家と見えて神田の古書店に詳しいようだ。 少し偏屈に感じる彼の文章も実物を知っていれば面白い。

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