SOS 多頭飼い崩壊現場の猫たちを助けて!


5月のゴールデンウィーク明け、いつもお世話になっているボランティアNさんより電話があった。
今、避妊去勢手術をしている繁華街の現場近くで、多頭飼い崩壊の危機に陥っている場所がある。
ワンルームで56匹もの猫を飼育している男性がおり、ひどい現状なので、そこから一匹でも多く
救出したいので協力して欲しいとの要請だった。

多頭飼いの事実が発覚した経緯はこうだ。

都内の繁華街で避妊手術の為、ある一匹のメス猫を捕獲している時に
近くにいた男性が声をかけてきた。
「ああ、助かった。こいつのお陰で、家は毎年確実に10匹は猫が増えるんだ。」
その言動に不信感をいだいたNさんは、その男性の自宅に同行したところ
驚いた事に、狭いワンルームの中に50匹以上の猫たちがひしめき合っていた。
皆、痩せて健康状態も悪く、トイレもダンボールに新聞紙を敷いた物がひとつあるだけで
換気に工夫をしてはいるものの衛生状態は最悪、気分が悪くなるような有様だった。

Nさんは、怒って男性にこう言った。
「これじゃあ、外にいる野良猫たちの方がまだマシじゃない!」
何故、これだけの数に増えてしまったのかと尋ねたところ
外にいる可哀想な子を見るとつい拾ってきてしまうと言うのだ。
ビルの閉鎖で行き場を失った子たちや、行き倒れになっている子たち
理由は様々だが、自分自身は職も転々としていて収入も少ないので
連れてきたはいいが、満足に世話が出来ない上、避妊去勢手術をする
お金もなく、室内で子猫も産まれていると言う。

子猫は、栄養事情も衛生上も悪いので、満足に育たないか
極度の過密状態のストレスから他の猫に食べられ死んでしまっていた。

あまりの悲惨さに長年ボランティア活動をしているNさんとYさんも
愕然としたが、取り急ぎ、男性の了解を得て、現場から7匹を預かり
ケアをする為、動物病院へと運んだ。


現在(H17.5.22) 確認できている現状

現場の広さ・頭数については、飼い主ご本人の自己申告の為、正確な数字ではない。
現在、室内にいる猫たちの引取りと里親探しについては、ご本人の了解を得ている。

現場で、栄養上・衛生上の改善を測りつつ、病気等のケア及び健康状態が良く
体力のありそうな子達から順次、避妊去勢手術を施していく。

ボランティアさん達のお宅には、既に沢山の保護猫がいる為、全ての猫を保護するのは
困難なので、引き出してきた子達の里親及び一時預かりが決まり次第
また新たに少しずつでも保護しケアをしていく。

引き取ってきた人なれしている子達は、現在、動物病院・ボランティア宅で
ケアを受けながら預かってもらい、里親探しを始めている。詳細は、下記の通りです。

現地の所在管轄の保健所担当者を、ボランティアさんにご紹介頂いたので話し合いを検討中。

現地の最寄り愛護団体に、協力の要請をしましたが、現時点で視察にも来て頂けない状況。
最寄り病院のご紹介はしていただきましたが、費用の関係で利用できず
地元の病院へ運んで、ケア・預かりをしている。

飼い主ご本人と担当ボランティアさんと連絡が取れ次第、現場へ視察へ行くつもりです。
とにかく頭数が多過ぎるので、これ以上増えない様に不妊手術と保護をしながら
せめて半分位の数くらいに減らす事と、飼い主の意識の改善をしたいという目的があります。
どちらも時間が掛かる事ですが、少しでも手助けが出来ればと考えます。
当事者とお会いし、また現状を把握して意向を伺いながら、改善方法を見出せればと考えています。


H17. 6/9

美鈴ちゃんとわとくんは、2匹一緒にお試し飼育に
入りましたとのご連絡がありました!  

飼い主さんが、引越しを検討中の為、現在は訪問を拒んでいる様子です。

H17.8/8

2匹を譲り受けた里親さんが、やはり2匹は無理と言う事で、わとくんだけで戻ってしまったそうです。
長い事、病院で治療していたマカちゃんも退院し、Yさん宅へ引取られたとの事です。
飼い主さん(以降H氏とする)が、引越しを検討している理由として、まず当然のことながら
集合住宅なので苦情がきているという点。明らかにH氏に対する注意の貼り紙がしてあるらしいです。
また住居から職場までが遠く、職場付近の野良猫の世話もしている為、一日に自転車で2往復しなければ
ならない状況で時間と手間がかかるという点があります。
現在、職場に近い物件を2.3検討中で、引越し費用の準備も整っているとの事した。
Yさん、Nさん、私自身も地元の野良猫の手術や世話を頼まれ現在は動けない状態が続いています。
この酷暑の中、他の子達の事も気になってはいるので、改めてコンタクトを取ってみるつもりです。

H17.9 
Yさんに連絡。相変わらずお忙しい様子で、あまりゆっくりお話出来ませんでした。
H氏は、まだ引越しはしていないそうです。Yさんは、今年の夏にH氏の保護した子猫を
病院経由で保護し、里親探しを続行中との事でした。いつもなら、病院にいる間に何匹かは
貰われて行くが、今年は運悪く夏休みが重なった為、そのまま丸ごと家に来て大変らしい。
H氏の自宅へは行けないが、食事による健康の改善をと考え、H氏の仕事場へ定期的に
餌を運んでいるが、話しによると亡くなった子もいて、少し匹数が減ったらしいとの事。
このままでは、Yさん自身が多頭飼い崩壊になるのではないかと心配だ。

H17.10 
別件の連絡事項もあったので、Nさんに電話。こちらも忙しそう。
Yさんの所の子猫は順調に里子に出ているとの事。H氏の仕事場の連絡先を聞いた。
 
H17.10/11 
やっと、H氏ご本人と連絡が取れたが、仕事中で忙しそうだったので
携帯の番号を聞き、後日改めて連絡する事にした。    

H17.10/14 
H氏と電話にて話しをすることができた。現在の状況を聞いてみた。

現在の猫の匹数は、40匹。内3匹のメスのみは、子猫を保護した時の乳母要員なので避妊手術はしていない。
引越しは、先方のリフォームの関係で延びていたが一週間後に決まっている。
仕事場の近くで、不本意ながら広さは今の所とあまり変らないそうです。
猫達の移動が一気に出来ないので、Yさんにケージを借りたり、自分で作った物を用意している。
今までも引越しの度にそうだった様に、当然の事ながら、普通より修繕費等をかなりの額を請求されてしまうだろう。
その為、あまり引越し費用をかけられないので、運転手だけ頼んで、分割して運ぶ予定。

H氏曰く、今まで住んでいた場所は、野良猫や捨て猫が多く環境の悪い酷い場所であった為に
ここ数年で多頭飼いになってしまった。Yさんが良心的な病院の紹介や餌の寄付をしてくれていたので
本当に助かっている。今度、引っ越す場所は、仕事場が近いので、猫の世話の為に往復する手間が
はぶけるし、仕事場近くの自分の餌やり場は、Yさんが全て手術してくれたので増える心配もない。

色々と世間話を交えながら、手術をしていない子達に関しては、若い内にする事を奨めた。
今後はについては、ご自身の年齢や健康面・経済面、そして勿論、今いる猫達の事を考えても
絶対に増やすべきではないと説得した。個人個人の感じ方にもよるが、目の前に保護しなければならない
状態の子がいたら、無理をしても保護してしまうかも知れない。その気持ちは良く解る。
しかし、個人で出来ることには限界があり、感情論だけでは解決しない事は明らかである。
現実問題として、お金や労力や他人の手助けが必要なのは、重々承知しているはずだ。
ご自分に出来る範囲内で活動し、今、家にいる子達や餌を与えている野良ちゃん達を大事にして
あげて欲しいと伝えた。最後には、煙たかったのだろうか、今後はYさん経由で連絡してくれと言われた。
Yさん自身も地元のボランティアグループ(区と連携して活動している)とは仲が悪いそうで
前回のお電話でも、もうあまり関わって欲しくないような雰囲気でした。
現実、何もしてあげられない訳ですから、そう思われても仕方ありません。


今回の件では、結局、何も有意義な協力は出来なかったです。

当初から、現場が遠い事と、具体的に何をしたら良いのか判らないまま、
ネットに流してしまった自分が情けない限りです・・・。それなのに、心配してくださったり、
リンクにご協力してくださった皆様、本当に有難うございました。そして、すみませんでした。
今後も、しばらくは、このページをサイトに載せておき、また何か情報や具体的な協力が
必要になった場合は、引き続き更新するか別の形・場所にてご報告いたしますので
よろしくお願いします。
 今回の事件で思ったことは、都心部における野良猫たちの現状と
その周囲を取り巻く、ボランティアや行政の在り方。人々の善意があってこそ救える命も
確かにありますが、人の価値観は様々で、その意識を変える事や連帯する事の難しさです。
誰が悪いのかと批判する前に、現場の人や猫とどれだけの覚悟を持って、
どのくらい関われるのか、また自分にそれだけの余裕があるのかが問題なのだと
改めて痛感した次第です。口では何とでも言えますが、結局大事なのは実際何を行ったかです。
大なり小なり、活動は地道な繰り返しです。沢山の方が黙々と猫の為に頑張っている現実を知っています。
これからも、自分に出来る事を考えながら、少しでも役に立てればと思います。

    
2005年10月28日 のらみい 拝


ご協力していただきたい事項 【上記による都合の為、一時中止とさせていただきます】

【里親の募集】
現段階では、引き出してきた子達の里親探しを優先したいとの事なので、
こちらがメインになります。詳細は下記にあります。
年齢は1〜3歳くらいで、皆とても人なつこく性格の良い子ばかりです。
ノミ取り・駆虫・ワクチン・不妊去勢・血液検査等済んでいます。
【猫の一時預かり】
病院で保護している為、健康状態は徐々に改善されていますが
狭いケージ内での暮らしの為、ストレスを感じています。
普通のご家庭で保護・生活を出来ればもっと良いと思います。
定期的に健康診断や治療が必要な場合、費用・経緯等の関係で
出来れば指定の病院でと言うことでしたが、諸費用等も含め
詳細はご相談ください。
【 金銭・物資の援助 】
フードについては、Yさんが定期的に運んでいますので
現時点でのは、必要ないとのことです。
現状を伺い、また視察後にその都度必要と思う事がありましたら
改めて援助を要請する事があるかもしれませんので
宜しくお願いいたします。
【リンク】
現在、私自身が現場での詳しい状況を把握していないのと、
飼い主さんが生活の場を追われたり、気分を害しシャットアウトされては困るので
慎重に事を運びたいと言うボランティアさんたちの意向が強くあります。
ですので、詳しい情報を全て公開できない場合もあります。ご理解ください。
現時点でのリンクは、主に里親探しを重点に考えているサイト様にお願いしたいと思います。
リンクはフリーですが、ご一報ください。バナーは下記にあります。

リンクのご協力をして頂ける方は↓バナーをお使いください。



ご理解のある里親さんを募集しています!

【保護先】 東京都大田区 「ニャンとかしよう会」

「ニャンとかしよう会」とは・・・大田区・世田谷区・目黒区他在住の方々で活動している
愛護グループです。野良猫の避妊去勢や保護を広範囲に渡り精力的に行っています。
ホームページも開設していましたが、現在は休止中なので、詳細お伝え出来ず申し訳ありません。


美鈴ちゃん

里親さん決定しました!


白×グレー柄 女の子(避妊済み)

大変、大人しくマイペースな女の子
少し怖がりですが、ひどい人見知りではありません。
キジ白のわと君と仲良し(~o~)
とても綺麗で可愛い子です。




血液検査の結果
エイズ・白血病は陰性でしたが
栄養状態と環境が悪かったせいか
腎臓・肝臓等の値が、平均値より
やや悪いとの事ですが、
状態は、一番良い子です。

5/15 里親希望者がありましたが
破談となりました。

黒白柄くん
男の子

性格は、べた慣れでとても良い子。
Nさんのお宅で待機中
一部瞬膜がくっついてしまっている為、
去勢手術時に目の手術と治療の予定

5/15 去勢と目の切開手術も済み
お目めもパッチリしたところに
運良く、良い里親さんに巡りあえました!

マカちゃん
茶系キジトラ柄 女の子(未避妊)

性格は、甘えん坊で触って欲しくて
自分からスリスリしてきます。
やきもち焼きで、他の子を構っていると
怒ってあま噛みをしていました。
ちょっと気が強いところがあるのかな?
しっぽは長くて、ほぼまっすぐ。



歯が悪く、抜歯の治療をし前歯がないので
舌が出てしまいますが、食事は普通に出来ます。

元気はありますが、貧血気味の為
避妊手術は見合わせています。



血液検査の結果
エイズ・白血病は陰性でしたが
栄養状態と環境が悪かったせいか
腎臓・肝臓等の値が、平均値より
やや悪いとの事。
時間をかけて治療・改善の必要がありますが
前回の訪問時より、大分ふっくらしていました。
わと君

白×キジトラ柄 男の子(去勢済み)

性格は、人にも猫にもなれていて
穏やかで優しい子です。
2匹の女の子の仲裁役的存在です。
触って欲しくて自分からスリスリ、ゴロンとして
屈託のない本当に良い子です。
しっぽは長くて、ほぼまっすぐ。



右目中央に古傷のせいか
白濁あり(視力には問題なし)
ストレスの為、内腿他の一部が
脱毛してますが、とても元気です。

血液検査の結果
エイズ・白血病は陰性でしたが
栄養状態と環境が悪かったせいか
腎臓・肝臓等の値が、平均値よりやや悪いとの事。
時間をかけて治療・改善の必要がありますが
現在、生活等に支障はありません。

他に、Yさん宅に4匹保護されています。
現在の状況・詳細を確認次第アップいたします。
7月に確認を取った時点で、4匹の内1匹は、お試し飼育中。
他の3匹は、疥癬の治療中で、内1匹は未だ人なつきが悪い
との事でした。ポスターにて募集をかけているそうです。
その後、マカちゃんとわとくんも、Y宅にて待機中です。

病院内で撮影した為、あまり良く撮れていなくて、ごめんなさい(>_<)

ボクたちは、愛情に飢えているのじゃ〜!とでも言わんばかりに鳴いて全身で訴えていました。





現地で活動を続けているボランティアさんは、多忙の為、連絡が取りづらいので
この件に関する、ご質問・お問い合わせは、下記までメールにてお願い致します。
お返事が遅れる場合もございますので、
ご了承願います。

nora-mie@d5.dion.ne.jp   のらみい宛 
(多頭飼いSOS等のタイトルでお願いします)

現場の状況や写真・里親募集などの詳しい情報が入り次第、
このページにて随時ご報告・更新いたしますので
皆様ご協力をよろしくお願い致します!

混乱や迷惑を防ぐ為、個人名及び地域名・病院名は控えさせていただきました。