技能試験の時間が、平成13年からは35分と長くなったものの、試験内容が複雑になりました。本当に短いと言わざる終えません。
そこで、いかに無駄なく時間を使うかという観点で、各作業の効率を考えてみます。
会場の机はいわゆる「学校机」か大学の「講義机」が多く、広い作業台とは異なり狭く、しかも立って作業する事は認められていません。
また、時間内に完成させないと合格しません。
電光石火のごとく完成する人もいれば、完成できずその場で涙を飲む方もいらっしゃいます。
この差は、手の動きが早いだけなのでしょうか?
必ずしもそうではないと思います。 ではどこが違うのでしょうか?
余分な動きが少なく、一つ一つの動きに無駄がないのです。
全ては練習の成果と言えるものですが、それ以外にもポイントを押さえておけば時間短縮は可能です。決定的な時間短縮法はありませんが、ほんの10秒の積み重ねが余裕の1分となります。
では、試験中の時間短縮ポイントを確認しておきましょう。
●試験開始前にできることをチェック
・工具は使う順序に並べておく。
良く使うプラスドライバ、ペンチ、ナイフは定位置を決めて並べる。
そして、使った工具は必ずもとの位置に置きます。
これだけでも、工具を探すロスを短縮できます。
部材が配られたらケーブルを綺麗に伸ばし<長さを確認。
部材は方向、極性や上下裏表を確認し並べます。
試験中に確認する時間が短縮できます。
ただしねじ類をゆるめることは禁止されています。
部材の個数やアウトレットボックスの打抜き穴、電線の長さから問題を想像し頭の回転を上げておきます。
パイロットランプか三路スイッチがあればそれぞれ回路を頭にうかべます。
部材の入っていた大箱はフタを開いて足下に置き、クズ箱代わりにしましょう。

箱の中にはこんなケースが
細かい部品はこんなケースに入っています
スリーブは取外さず置いておいた方が机の下に落す心配がありません
●試験が始まったら
開始後、数分すると作業が始まり周りがざわめき出します、動揺しないよう複線図に集中しましょう。
(複線図を書くスペースはほとんどありません日頃から小さく書く練習を!)
必要の無くなった工具は机の下に移動し(ウォーターポンププライヤやマイナスドライバ)机を極力広くする。
はめ忘れが生じやすいゴムブッシング、PF管・PFコネクタは先に付ける。
皮むきしたクズは足下の箱に投げ込む、こぼれても気にしない。(ビニールの切りくず袋は試験中は使わない)
部材や工具を床に落さないよう注意する、部材ケースはそのまま机上で使う。

こんな袋が配られます
●試験が終わったら
試験中散らかしたゴミは綺麗にクズ袋に入れ片付けましょう
時間の余裕が心の余裕となりますね、慌てず平常心で作業できるよう練習をしましょう。 |