HOZAN P-955
工具メーカーのホーザン製P−955というストリッパーです、非常にシンプルな構造ですが、電気工事士の技能試験に特化しており多機能工具になっています。 全長200ミリ、定価5250円。
(平成18年の製品を入手しました、細かな部分にチューニングが施され改善されていました。)

握った第一印象『軽い!』
重量はなんと175グラムと超軽量で、これは試験での取り回しも軽快ですね。
デザインは地味な感じですが、随所に受験生に気遣いを感じる機能が盛り込まれているようです、早速試してみたいと思います。
まずは、ペンチのケーブル切断機能です、3心ケーブルが切断しやすいように刃渡り15ミリあり余裕があります、切断した感触も切れ味はバツグンで素晴らしい切れ味です!一般的なペンチよりもかなり切りやすいです。

表面にはスケールが印字されています、受験生の皆さんがよくやる裏技を採用された感があります、文字部分凹面加工されたところに黄色でペイントされているので消えてしまうことはまずないでしょう。マジックなどで書き込むと使っているうちに自然に消えてしまうんですよね、これはケーブルの皮むき作業には威力を発揮しそうですよ。

さてメインのケーブルストリッパー機能です、
1.6×2、1.6×3、2.0×2のケーブル三種に対応していますから心配ないですね。切刃が横に並んでいてケーブルを差し込む位置がずれないか難しそうと思いきや、櫛状のガイドが付けられていてケーブルをまたがって切り込んでしまう心配の無いように工夫されています。

硬くて切り難いエコケーブル3心を切ってみました、
1.6×3に差込んで握ります、2〜3回矢印のように反復させて刃を食い込ませるのがコツです。
あまり力もいりませんし音もしませんので切っているという実感がありませんね、よく切れている証拠でしょうか。
けれどこの切込みを電工ナイフでしますと結構大変ですからナントありがたい工具であると実感します。

握ったまま左手親指を使ってストリッパを押して外装を切り離します、機械式と違って特別な機構が無い分少し力が必要です。この時右手握りを少し緩め上の刃で切るのがコツのようです。右手をあまり力強く握ったまま押すと心線をキズつける場合があるようです。
この動作は反復練習しておいたほうが良いですね、ケーブルメーカー違いで加減違いがあるかと思いますので、特に試験では慎重に。
外装むきができたら心線の皮むきです。
先端部分の刃を使って、1.6のところに差し込みます、黄色い大き目の文字で表示がありますが、使う刃を間違わないよう注意しましょう。間違えると心線を傷つけてしまいますので注意。
同様にぐっと押し出すと簡単に皮がむけます、
外装に比べると軽く操作できます。

このストリッパーの売り機能の一つがのの字曲げ機能です、先端がラジオペンチのようになっていて、しかも内側には心線サイズに合わせた横溝があってしっかり心線を保持することが出来ます。
慣れないうちは二〜三回にわけて曲げますが、慣れてくると2アクションで出来るようになります。
いったん外側に曲げてから内側にくクリッと...
このページの最下部に操作ビデオへのリンクがありますので参考ください。

おっと、これは何だ?

なんとネームタグが差し込めるようになっています、
最初から台紙と透明カバーが差し込んであります。
受験生向けのニクイ心遣いですね。

合格の思いを込めてこんな風に書いてみました

 

 

 

200712/09修正

総論

軽量コンパクトで多機能、しかも格安。試験で工具を持ち替える時間が短縮できるため、オススメです。
シンプル構造ですが、技能試験(単位作業試験)を研究されそのノウハウが凝縮された素晴らしい工具だと言えます。
しかし!決して操作を自動化してくれる工具ではありません、十分な練習をして使いこなしておくという原則は、どんな工具でも同じです。

実際の工事においてもコレが腰道具にあれば、結構役に立ちますね。

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