btml02.gifテラピーめーる11-1 成長痛かな?と思ったら


●成長痛はどんなところに現れるか

 子どもが、特にこれといった原因がないのに、足などが痛いと訴えることはめずらしくありません。何も原因がないようでも、子どもの骨は日々成長しています。骨の成長に周囲の筋肉などの成長が追いつかないことがあり、それが骨や筋肉に負担となるのです。そのような原因から現れる痛みを成長痛と呼びます。

 筋肉痛や打ち身とよく似た成長痛もあります。一晩寝たらおさまるような痛みなら心配はいりません。ただし、痛みが続くような場合や、骨の骨端線と呼ばれるところに痛みが出ている場合は、注意が必要です。

 骨端線というのは、子どもの骨の端の方にある軟骨の層のことです。レントゲン写真を撮ると、骨の端に隙間が空いたように骨端線が写ります。骨端線は、幼児期から思春期にかけて骨がどんどん作られる大切な場所です。

 成長痛の現れる骨端線の場所はだいたい決まっています。子育て中の方は、図を見て、出やすい場所をつかんでおかれるといいと思います。オスグット病とかペルテス病というのは、成長痛の発生する骨端線の部位ごとについた病名で、初めに報告した医師の名前が使われています。

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 骨端線は非常に弱くてデリケートな場所ですから、圧迫されてつぶれてしまったり、引っ張られて割れてしまったりしやすいのです。そうなった状態を骨端線障害と呼びます。スポーツでの使いすぎや、偶然そこを打撲するようなことがきっかけとなって骨端線障害になるケースもあります。

 骨端線障害を放っておくと、骨が十分発育しなかったり、変形してしまったりすることもあります。

●成長痛の治療は早く始めるほど良い

 痛み始めてすぐの成長痛は、電気治療やマッサージ、ストレッチング、テーピングなどで良く治ります。成長痛に早く気がつくほど、それだけ短期間の治療で済みます。

 子どもの歩き方や姿勢が変だったら、具合をよくたずねたり、痛いところがないか押さえてみて下さい。子どもは、押さえなければ痛くないような痛みなら、大人に訴えないこともあります。

 成長痛は、治療を始めるのが遅れると、治るのに時間がかかる傾向があります。長期間放っておいて慢性化した成長痛や骨端線障害は、ストレッチングやテーピングでは痛みがなかなかとれません。

 「そのうち治るだろう」と放っておいたり、「鍛えれば治るだろう」と運動をさせると、症状が進行する危険があります。重症の場合は、装具を付けなければならないこともあります。

 成長痛かなと思ったら、スポーツなどは休ませて、ぜひ軽いうちに専門家にみてもらいましょう。