btml02.gifテラピーめーる11-4 ボディーテラピーって?


 ●ボディーテラピーって?

 よみうり文化センターで開講中のボディーテラピーですが、どのようなものか紹介します。

 ボディーテラピー(bodytherapy)は、直訳すれば身体療法ですが、「体をより健やかにするはたらきかけ」と考えてください。「いつでも、どこでも、だれにでも、安心してできる」いくつかの原理原則や技術の集まりで、専門家でなければできないような医療行為は含んでいません。

 体のどこが縮んでいて、どこが伸ばされているのかを調べて、それを正常な状態へと戻していく方法を基本とし、それに他の有効なはたらきかけを組み合わせています。

 ですから、体のゆがみや変形の改善や予防に役立ちますし、そういった原因から生じている痛みやこりなどがよくとれます。

 どういう姿勢をとるとよいか、どんなふうに寝るとラクかなどが調べられますから、生活環境や職場環境を改善する際や、介護をする際に役立てることができます。

 どうゆがむクセがあるか、どこを傷めやすいか、どの筋肉をきたえるとよいか、どこをほぐしたらいいかもわかりますから、テーピングやトレーニング、スポーツマッサージにも応用できます。

ボディーテラピーの基本部分

 では、次に、ある筋肉が痛む時のボディーテラピーの基本部分を、例として書いてみます。

 1 筋肉を伸ばした方が痛みが少ない場合
 
 ある筋肉が痛む時、その筋肉を伸ばした方が痛みが少なければ、その筋肉は縮んでいると考え、伸びるようにマッサージなどをします。
 マッサージでなくても血行をよくすることなら、電気を当てたり、温めたり、動かしたり、方法は何でも構いません。
 単純なこりやけいれんによる痛みなら、これで軽快します。

 2 マッサージなどではなかなかよくならない場合

 ところがマッサージなどではなかなかよくならない場合には、その筋肉の収縮を助ける筋肉(協力筋)が縮んでいることがしばしばあります。
 その時は協力筋も一緒にほぐすことで、両方の筋肉がよく伸びて、痛みが軽くなります。

 3 縮めた方が痛みが少ない場合

 逆に、筋肉を縮めた方が痛みが少ない場合、その筋肉は過度に伸ばされている(または断裂している)と考えます。
 その時はまず、その筋肉を伸ばすはたらきをする筋肉(反対のはたらきをする筋肉=拮抗筋)が縮んでいないか探します。
 縮んだ拮抗筋があれば、それをほぐして伸ばしてあげれば、もとの痛みは軽快します。

 4 拮抗筋を伸ばしてもよくならない場合

 拮抗筋を伸ばしてもよくならない場合は、傷んだ筋肉が過度に伸びないようにテーピングなどで保護します。そうすれば痛みが和らぎます。

 5 伸ばしても縮めても痛みが変わらない場合

 伸ばしても縮めても痛みが変わらない場合は、骨格や関節、神経や血行、栄養や感染の問題などを考え、有効なはたらきかけを探します。

 ある痛みが、そこが縮んでいるせいか、伸ばされているせいか、それ以外の原因のせいかを区別することは、ボディーテラピーでも捻挫や挫傷などの治療でも重要な第一歩となります。