btml02.gifテラピーめーる12-2 ゆがみはうつるんです


 ゆがみがうつる(伝染する)といったら、「えっ、そんなことがあるの?」と思われるかもしれません。
 もちろん、人から人へではありません。ある関節から別の関節へ、ゆがみがうつるという話です。

●ゆがみはどのようにうつっていくか

 例えば足をくじいて、足首が内側に曲がってしまったとします。
 それを治療せずに放っておくと、たいていふくらはぎの内側の筋肉が縮んで硬くなってきます。(なぜ縮んでくるかはテラピーめーる11-2号をご参照ください)
 この筋肉の一部には、ひざを曲げる働きもあるため、ひざもねじれてきます。
(下の図はこの例の図解です) 

uturu2.JPG

 ひざがねじれると、太ももの筋肉に、縮んで硬くなるものが出てきます。
 その筋肉の一部には股関節を動かす働きもありますから、股関節もねじれてきます。

 同じように、股関節から腰へ、腰から背中へ、背中から首へ、首からあごへとゆがみはひろがってゆきます。
(ただし、ゆがみのうつりやすさに個人差はありますが・・・。)

 この例とは反対に、あごや首から、背中、腰、脚へとゆがみがうつる場合もあります。
 腕から首の方へとか、首から腕の方へうつる場合もあります。
 時には離れた関節にゆがみが飛び火したりもします。

●ゆがみを治す際のポイント

 いったんゆがみがひろがると、一つの関節だけを調節しても、なかなかゆがみがとれにくくなります。
 他の関節がゆがんでいるため、縮んでいる筋肉が十分に伸びないからです。

 ところが、なかなか元に戻せない関節のゆがみを、他にゆがんでいる関節を見つけていっしょに調整したとします。
 すると、驚くほどすんなりと元に戻せることがよくあります。

 例えば、首、腰、膝にゆがみがある人がいたとします。
 その人の首のゆがみを、そこだけ治そうとしても、なかなか治せないことがよくあります。
 でも腰や膝といっしょに、体全体のゆがみをとるようにすると、首のゆがみがとれ、痛みも消えます。

 体にゆがむくせがついていて、またゆがんでしまう場合には、繰り返し調整が必要なこともあります。
 でも、調整を繰り返すうちに、徐々に体はゆがまなくなってきます。
 
 体のバランスを取り戻すためには、
   (1)どこかがゆがんだら、早いうちに治す
   (2)ゆがみがひろがってしまったら、他のゆがみもいっしょに治す
   (3)ゆがみがぶり返す時は、根気強く調整を繰り返す
ということが大切です。