btml02.gifテラピーめーる★13-1★ 頭が痛くなった時には?


「病院で頭痛をみてもらって異常がなかったのですが、先生のところでみてもらえますか?」

 そんな相談を受けることがあります。ひと言で頭痛といっても、痛む場所や痛みの原因はさまざまです。また、原因によって治し方も違ってくるので、区別して対応することが大切です。

 実は、頭痛の大半を占めるのが、頭の筋肉の異常な緊張によって起こる「筋緊張性頭痛」です。この頭痛の場合、病院の検査では何も見つからないことがほとんどです。

 ゆがんだ姿勢をとり続けたり、不自然なあごの使い方をしたために、頭の筋肉が硬くなって頭痛が起こるのです。

 筋緊張性頭痛の多くは、硬くなった筋肉をマッサージしたり、温めたりして血行をよくし、筋肉の緊張をとると治ります。なかなかとれない時でも、緊張の原因になっている体のゆがみを矯正するだけで、うそのように痛みが消えることが少なくありません。

 ところが、このような方法は、「片頭痛」など血管の痛みから起こる「血管性頭痛」には役立ちません。むしろ、冷やしたり、圧迫したり、血の流れを抑える方が、片頭痛などは落ち着くようです。

 ひどい片頭痛の場合には、薬を早めに服用するのが良いと言われています。
(他にも、人によって独自の対処法が見つかることがあるようです。部屋を暗くしてじっとしていると落ち着くとか、吐き気がしたらさっさと胃の中を空にするとスッキリするとか、片頭痛が起こりそうになった時に誰かと腕相撲をすると起こらないなど・・・)

 では、筋緊張性の頭痛と、片頭痛などの血管性頭痛を見分けるにはどうしたらよいでしょうか。両方の頭痛がまじっている人もいますから、大まかなことしか言えませんが、次のような点を目安にしてください。

 筋緊張性の頭痛は、キリキリとしめつけられるような痛みで、心身が緊張している時に出やすく、首や肩、背中などのコリを伴うことが多い。一方、血管性頭痛はズキンズキンと血管の拍動に伴った痛みで、週末などの緊張が解けた時に出やすく、吐き気がしたり、閃光が見えたりすることが多い。

 他にも、頭痛の原因はたくさんあります。風邪や蓄膿症、中耳炎、虫歯など感染症から起こる頭痛は、それぞれの専門医に治してもらってください。

 かつてないほどの頭痛で、しびれや麻痺、意識の異常がある時は、脳出血や脳梗塞なども疑われます。すぐ救急病院に運んでもらいましょう。

 目の疲れや心のストレスなどでも頭痛は起きますが、腫瘍など放っておくと手遅れになるものもあります。なかなか良くならない頭痛は、ぜひ専門医に調べてもらってください。