btml02.gifテラピーめーる18-1 冷湿布と温湿布 どちらがいいのか?


「冷湿布がいいのですか、温湿布がいいのですか?」
という質問もよく受けます。

人の体は、熱をもちすぎても痛みますし、冷えすぎても痛みます。
発熱した患部から熱をとってあげるだけでも痛みはかなりひきますし、冷えた患部をあたためてあげるだけでも痛みが和らぎます。
ですから、冷湿布と温湿布は、まず患部が発熱しているか、それとも冷えているかで使い分けられるとよいでしょう。

●患部が熱をもっている場合

冷湿布は発熱した患部を冷やす効果が高く、捻挫や打撲、肉離れなどケガをした時、筋肉を使いすぎて熱をもっている時、関節が腫れて痛む時などによく効きます。
冷湿布には、メントールやアルコールなどの揮発しやすい成分や水分が多く含まれており、それらが気化するときに患部の熱をとってくれます。
その他に鎮痛成分や炎症を抑える成分が入っています。

冷湿布をしてもまだ熱をもっている時には、湿布の上から、やわらかい保冷剤や氷嚢をあててあげましょう。
ただし、冷やしすぎると、痛みを感じたり、凍傷やシモヤケになったりすることがあります。
そうならないよう、注意深く観察することが必要です。氷などでアイシングする際は、10分前後でいったんアイシングを中断し、様子をみましょう。
アイシングなどの目的は、不必要な熱をとることであり、平熱以下に体温を下げることではないからです。

体のあちこちが痛むために、体中に冷湿布を貼りまくっておられる方もおられます。
「これでは体が冷えすぎますよ」
「あっちもこっちも痛いもので、ついはりすぎてしまって・・・。どうりで体がゾクゾクするわけね・・・」
こういう時は、湿布と同じ成分の入ったクリームを使えば、冷えすぎにならないでしょう。
クリームの方が水分が少ないからです。

患部の発熱がおさまったら、冷湿布から消炎・鎮痛成分の入ったクリームに換えられるとよいでしょう。

●患部が冷えている場合

患部が冷えているような時は、温湿布がよいでしょう。
温湿布には、カプサイシンという唐辛子のエキスが入っているものが多く、患部の血行をよくする働きがあります。
他にも、カンフルなどの局所刺激成分や血行を促進する成分、消炎・鎮痛成分などが入っています。

温湿布は当院でも人気アイテムで、ファンの方が少なくありません。10袋とか20袋とか、まとめ買いをされる方もおられます。
薬局では高いし、温湿布を出してくれない病院がほとんどだとうかがっています。

ただし、温湿布はケガをしたあと腫れているところなどには使用されないようにお願いいたします。熱をもっているところに貼ると、余計に発熱して、痛みが増します。

「どうして捻挫したところに温湿布を貼っておられるのですか?」
「温湿布とは知らずに、とりあえず、家にあった湿布を貼ってきました。」

膏薬の部分が赤っぽいというか黄色っぽい湿布は、温湿布が多いですから、ご注意ください。

●熱をもっているのか、冷えているのか分からない時

熱をもっているのか、冷えているのかわからないような場合は、おそらくどちらを使っても大丈夫と思います。

もし迷ったら、まず、鎮痛・消炎用のクリームを使うか、冷湿布を使うのが無難だと思います。

ただ、冷やすと余計に痛い場合や、外傷ではなくて、冷えて首を寝違えたとか腰痛になったとか、入浴をしたら痛みが引くような場合は、冷湿布より温湿布の方が合うことがあります。

それほど高価なものではないので、冷湿布と温湿布を一度、両方試してみて、自分に合う方を選ばれてはいかがでしょうか。

ときどき送ってほしいというリクエストがあるので、価格等書いておきます。(税込み)
冷湿布1袋(6枚入り)150円 
温湿布1袋(6枚入り)150円 
鎮痛消炎剤(チューブ入りクリーム20グラム)350円
郵送を希望される時は、他に送料などが必要です。

温湿布と同様の成分のクリームは、割高なので当院では扱っておりません。
安い仕入先をさがしています。

温熱湿布という発熱するタイプもありますが、これは割高なので、貼るカイロで代用
されるのがいいと思います。ドラッグストア等でお求め下さい。