btml02.gifテラピーめーる3-1 痛みやこりに良い運動は?

 「運動した方がいいですか」 「運動不足ですか」という質問をよく受けます。

 けがをした時は運動を避けるのが原則です。
 でも、運動が役立つこともあります。

 ◆軽い筋肉痛やこり、手足のむくみなど

 運動で筋肉痛こりむくみがひくことがあります。
 筋肉が伸び縮みすることで血行が促進され、痛みやこりの原因になる老廃物、むくみの原因となる水分が回収されます。
 このような働きを「筋ポンプ」作用と呼びます。

 ◆関節炎や腱鞘炎、リウマチなど

 関節炎腱鞘炎リウマチの場合、激痛がある時や、腫れのきつい時は、動かしてはいけません。
 それほどでもない時は、充分マッサージしたり、冷やすか温めるかしてから徐々に動かすと、ましになることがあります。

 関節や腱鞘には「滑液」と呼ばれる潤滑油のようなものがあります。
 滑液は、摩擦を減らしながら、栄養を運んでいます。

 運動をすると、滑液が充分行き渡って、ましになります。

 逆に、眠っていたりして運動が少なくなると、痛みやこわばりが生じやすくなります。

 ◆肉離れや捻挫、骨折など

 肉離れ捻挫骨折などの場合、安静や固定で運動を少なくした方が早く回復します。

 例えば、首が回らなくなった時に無理に動かしても、まず痛みは改善されません。
 腰の椎間板を傷めた時に柔軟体操をしたりすると、後で痛いだけです。

 ただし、全く動かさないのがいいわけではありません。例えば手首を骨折した時は、指の運動が必要です。

 ★筋肉痛やこりを解消するような運動

 息があがらずに、会話しながらでも20〜30分続けられるような運動を「有酸素運動」と呼び、こりや痛みを解消するのに適当です。
 普通の人なら、軽い体操や散歩程度。散歩でも息の切れる人には、もっと軽い体操。体力の高い人ならジョギングもそうです。

 目安は1分間の脈拍数が、中高年なら120、若い人なら160を越えないことです。

 運動で腰痛や肩こりがよくなったという人の話をきくと、散歩か軽い体操をされた方がほとんどでした。(歩くことで骨盤は、前後、上下、左右に動き、腰の筋肉は各方向に適度に伸ばされ、血行が良くなります)

 一方「無酸素運動」と呼ばれる運動もあります。
 運動が激しくなって酸素が不足すると、酸素を使わずに、糖分が乳酸へと分解されます。
 乳酸は、筋肉を硬くし、筋肉痛を起こします。
 無酸素運動は筋肉痛やこりを余計に強くします。

 もし、息があがるような激しい無酸素運動をしたら、息が落ち着くまで、歩いたり体を動かしたりしましょう。
 その方が後の筋肉痛がましです。

 血行の良いうちに有酸素運動をすることで筋ポンプが働き、筋肉中の乳酸が減らせるからです。
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