btml02.gifテラピーめーる52 接骨院は何をするところなのか?


「接骨院て、何をするところなの?」
時には、そんな質問を受けることもあります。

正確に言うと、接骨院とは「柔道整復術(じゅうどうせいふくじゅつ)」を 提供するところです。

柔道???・・・整復術???・・・ますますわからなくなりました?

では、柔道整復術の説明をしましょう。
わが国で古来に誕生した「柔術(じゅうじゅつ)」には、「殺法(さっぽう)」 と「活法(かっぽう)」という2種類の技術がありました。
殺法には、投げ技、固め技、関節技、当て身技、絞め技などがあり、文字通 り武技そのもので、柔道や格闘技の柔術などに受け継がれています。
活法には、骨折や脱臼、捻挫などを治す整骨術(せいこつじゅつ)や、蘇生 法(そせいほう)、止血法などがありました。

柔術の活法に、東洋、西洋の医学知識が加わって、江戸時代末期には、わが 国の整骨術は一応の頂点に達したと言われています。

その後の明治維新で、西欧医学万能の医制改革が行われ、古来の整骨術がか えりみられなくなりました。
しかし、明治末期に接骨業公認運動が開始され、大正9年には柔術の中の整 骨術が「柔道整復術」という名称で公認されました。
治療法に柔道という名前がついているのは、日本古来の柔術に起源があるか らです。

その後、柔道整復術をおこなう「柔道整復師」は国家資格となり、現在に至 っています。

柔道の大会などでは、選手が脱臼したり、捻挫したり、気絶したりすること は珍しくありません。
するとどこからか、柔道整復師らしき先生が現れて、脱臼した肩をはめたり、 捻挫した足にテーピングしたり、気を失った選手を蘇生したりします。
さすがに病院搬送というケースもありますが、それから後も選手が試合を続 けていることがよくあります。

柔道整復術は、捻挫などの体のいたみを、レントゲンを使わない検査法で調 べ、外科手術や薬物療法以外の方法(しゅぎ手技)で治すものです。
診断の精度や適応範囲は、西洋医学より劣りますが、レントゲン設備や薬が ないところでもできるのが長所です。
固定をしたり、電気を当てたり、引っ張ったりするのは、お医者さんも接骨 院も変わりません。
違うとすれば、接骨院ではリハビリの時に揉捏術(じゅうねつじゅつ)など のマッサージをして、縮んで硬くなった筋肉をほぐしてくれる場合が多く、 病院ではレントゲン検査や投薬をしてもらえる場合が多いことだと思います。

柔道や柔術は、オリンピックや格闘技選手権で脚光を浴びています。
それらに比べて柔道整復術は、世界的には有名ではありません。
しかし、日本が世界に誇ることのできる治療技術だと思います。
寺田接骨院では、柔道整復術に独自の工夫、改良を加えて、みなさまに提供 しております。
また、柔道整復術の教えにたくさんのヒントを得ている健康法(ボディーテ ラピー)を、よみうり文化センター京都で公開しています。

どんな工夫・改良をしたのか、どんなヒントを得たのかについては、またいずれ。

注:この講座は終了しました。現在、エフィシエの講習をしています。