btml02.gifテラピーめーる6-4 キーワード お酢(酢酸)


 湿布に配合されている消炎成分に、お酢(酢酸)が使われているということをご存知でしたか。
 昔は打ち身などに貼る湿布に、お酢を加えていたそうです。

 現在、市販されている湿布の成分をみると、酢酸トコフェロールという表示がされているものがあります。
 これがお酢にあたるわけです。(トコフェロールというのは、ビタミンEのことで、ビタミンEにも炎症を抑える作用があります)

 インドメタシンとかステロイドなどに比べて効果はゆるやかなものの、お酢は副作用が少なく、長期間使えるのが長所だと思います。

 また、お酢には、細菌の生育や増殖を抑える静菌作用があり、白せん菌などの細菌に感染した皮膚の洗浄にも利用できます。
 もちろん、食品の保存や調理に利用すれば、食中毒の発生も少なくできます。

 さらに、調理に利用した場合、静菌作用だけでなく、骨粗しょう症の予防にも、お酢は役立ちます。
 小魚を南蛮漬けや酢の物にすれば、骨までいただきやすいですから、わざわざ言うまでもないことなのかもしれません。

 ただ、最近の実験によると、例えばしじみを煮る時に酢を加えると、カルシウムが4倍以上も多く汁の中に溶け出すということです。
 骨付きの魚や肉、殻のついた貝やエビは、酢を少し混ぜた湯で煮ると、食べられない部分のカルシウムまで吸収しやすくなるのだそうです。

 「少塩多酢」(塩を少なく酢を多くしなさい)という教えがあります。
 味付けに工夫すると、カルシウム不足も少しは解消するのではないでしょうか。