テラピーめーる67 「圧迫骨折が治った!」
「圧迫骨折(あっぱくこっせつ)」というのは、背骨などが押しつぶされて起こります。
骨粗しょう症のお年寄りに起こりやすい骨折です。
シリモチをついたり、重いものを持ったりした時になりやすいのですが、
咳をしたり、軽いものを持ったりしただけで、圧迫骨折を起こすこともあります。
「いったん圧迫骨折を起こした骨は、元の形には戻らない。一生このまま」
そんなふうにおっしゃる専門家は少なくありません。
しかし、もしあなたがそう言われたとしても、
「もう治らないんだろう」とあきらめるのは、ちょっと待ってください。
圧迫骨折を起こした骨も、ほとんど元の形に戻って治ることがあります。
「そんなことを言っても、年を取っていたら無理だろう」
「骨粗しょう症なら、ダメなんじゃない」
「何年も前の圧迫骨折は治らないだろう」
そんなお声が聞こえてきます。
確かに、痛みが取れた時点でレントゲン写真をとっても、骨はつぶれたままです。
しかし、治し方次第では、骨粗しょう症のお年寄りでも、たとえ何年も前に起こした骨折でも、元の形に戻ることがあるのです。
圧迫骨折が治った患者さんの、通院開始時、通院半年後のレントゲン写真をアップロードしておきます。
見事に治っておられます。ぜひ、よくご覧ください。
【左】扁平につぶれた第12胸椎。 通院後、【右】正常な形に戻った第12胸椎。
患者さんは、骨粗しょう症の70代女性。
10年ほど前にシリモチをついて圧迫骨折を起こされました。
コルセット着用で痛みは改善されましたが、お医者さんには「つぶれた骨は、もう、一生このまま」と宣告されたそうです。
左の写真では、骨粗しょう症でカルシウムが減っているため、骨が黒っぽく写っています。
背骨がゆがんでおられるため、骨がかなり右に傾いておられます。
右の写真では、カルシウムが増加して、骨が白く写っています。
傾いていた骨は、ずいぶん水平になってきています。
写真掲載をご快諾いただきました患者さんに、心から感謝いたします。