btml02.gifテラピーめーる9-1 自分でできるゆがみの予防方法は?


●体のゆがみは早くなおそう

 前回は、体がゆがんだらどうなるか、についてお話しました。
 そして、「ゆがんだままにしておくとどうなるのですか」という質問にお答えしました。

 体がゆがむと、縮んだ側も、伸ばされた側も、それぞれ具合が悪くなります。
 そして、体のゆがみを放っておくと、骨や軟骨が変形してしまい、簡単には元に戻らなくなります。

 ですから、体がゆがんでいたら、早いうちになおしておくことが賢明です。

●体のゆがみの3つの段階となおりやすさ

 もう少し詳しくこのことを説明してみましょう。

 体のゆがみが進行すると、時には、伸ばされた側の靭帯や腱が伸びたり切れたりしてしまうこともあります。
 そうなると、骨の位置がずれやすくなったり、捻挫や脱臼をしやすくなったりします。
 このような状態は専門用語で、不安定性インスタビリティー)と呼ばれます。

 一方、縮んだ側は、組織どうしが癒着してしまうこともあります。
 そうなると、元にもどそうとしても、組織が伸びないので、元の位置にもどせなくなります。
 このような状態を専門用語では、拘縮(こうしゅく)と呼びます。
 
 ここで簡単に、体のゆがみを3つの段階に分類してみましょう。

ゆがみの分類

   0 正常な状態
Sebone.jpg

   1 筋肉が緊張しているだけで、元の位置に戻すことができるゆがみ
SEBONEIRO.JPG

   2 元の位置に戻すことはできるが、変形や不安定性のあるゆがみ
SEBONEHUANNTEI2.JPG

   3 変形や拘縮があって、元の位置に戻せないゆがみ
SEBONEIRO2.JPG


 1のゆがみをほうっておくと、2→3と進行していきます。
 1→2→3と進むほど、なおすことが困難になります。

●体のゆがみをなおすには

 では、どうすれば体のゆがみはなおせるのでしょうか。

 筋肉が緊張して縮んでいる場合なら、縮んだ筋肉がゆるんで伸びるようにしてあげます。

 不安定性のある場合は、体をまっすぐに整復して、固定をするのが有効です。

 拘縮のある場合は、牽引やストレッチが必要になります。

●「自分でできるゆがみの予防方法は?」

 自分でできるゆがみの予防方法をよくたずねられます。
 
 自分で軽く体操をしてみたり、ストレッチをしてみるのもよいでしょう。

 マッサージ用のクリームやハーブオイルとか、湿布なども有効でしょう。

 不安定性のあるところには、テーピングやサポーター、ベルトなども有効でしょう。

 温泉やサウナに行くだけで、体全体がほぐれてゆがみがとれることもあります。

 家庭用の低周波治療器や遠赤外線治療器やマッサージ器をお持ちなら、それで改善するゆがみの分類こともあるでしょう。

 自分でマッサージしたり、家族にマッサージしてもらうのもいいでしょう。

 ごく早いうちなら、そうやって緊張をほぐすだけで、体のゆがみがとれます。
 日頃から、自分にあった方法をさがして、体のバランスをよくしておきましょう。

●自分では、ゆがみが改善しない時は

 ただ、自分ではなかなかゆがみが改善しないということが多々あります。

 例えば、次のような時---
 体操やストレッチは痛くてできない。
 塗り薬や湿布では効かない。
 テーピングの仕方がわからない。
 温めてもほぐれないとか、余計に痛む。
 家庭用の治療器では、深いところにある筋肉までほぐせない。
 自分では、どこが緊張して縮んでいるのかがわからない。
 ほぐしたいところに手が届かないとか、力が入らない。ほぐしてくれる家族がいない。

 そういう時は、ためらわず専門の治療機関に通って下さい。
 自分で何とかしようと、通院を先延ばしにしているうちに、痛みなどがきつくなってし
まうことがあります。
 「これくらいで来たら申し訳ないと思って遠慮していた」という方が結構おられます。
 とんでもない、症状が軽い時に来ていただけることほど助かることはありません。
 肩こりだって、長期に続けば、首の骨が変形していまうのです。